■エジプトの夏 2004.8.16 update

夏のエジプトというと、恐ろしく暑いというイメージがあります。確かにルクソールなど南の方に行くと熱風がおしよせ、日差しが刺さるように痛いものです。しかし、カイロやアレキサンドリアなど北の方になると、よほどの熱波が来ない限りは、日本と変わらないのです。いえ、かえって湿気がないので、体感温度は日本の同温度より涼しく感じます。実際、日本から来られた方に、気温をお教えすると、そんなに高いの?とびっくりされます。

日本で気温が35℃超えると、どこにいてもうだるような暑さで、エアコン必要です。しかし、エジプトでは日陰に入ると案外涼しく、35,6℃くらいだと家の中では扇風機で十分です。しかし! エジプト人はエアコンをガンガンにきかせます。オフィス、レストラン、列車、飛行機、どこにいても冷蔵庫にいるみたいに寒いのです。たぶん16,7℃くらいに温度を設定してるのではないでしょうか。そしてこんな寒くして厚着をしているのが、なんとも理解しがたいのですが・・・女性はイスラム教の教えで肌をだしてはいけないので、仕方ないかもしれませんが。

湿気の少なさからか、真昼間に外を歩いていると、とてものどが渇きます。夏になると、道端で飲み物売りのお兄さんたちを見かけるようになります(お姉さんはいません)。ミネラルウォーターやソフトドリンクをワゴンにのせて売っていたり、レトロな服で大きなびんをかかえ、真鍮の皿をたたきながら甘草飲料を売ってたりもします。また町のあちこちにあるジューススタンドには、マンゴがいっぱい吊るされ、実がいっぱい入ったトロトロのマンゴジュースを飲んでる人たちをたくさん見かけます。エジプトの夏の飲み物といったら、夏限定、この超フレッシュなマンゴジュースではないでしょうか。

日本でも、夏は海に行きますが、エジプト人たちも地中海や紅海リゾートへ、バカンスに出かけます。しかし、日本と違うのは、ビーチでエジプト人の若い女性の水着姿が見られないことでしょうか。エジプト人はみんなTシャツを着て泳いでいたりします。これもイスラム教国だからです。夏には、サウジアラビアなどの湾岸諸国の人々(ここでは「アラブ」と呼んでいます)が多数避暑に訪れていて、ビーチやプールサイドでも、目だけを出した黒い衣装(チャドル)を着ているのを見ると、異文化を感じずにはいられません。暑いけど、エジプトらしいのはやっぱり夏です!

画像上:エジプト人に人気の地中海リゾート、マルサマトルーハ
画像下:路上の飲み物売りのワゴン


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