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エジプトでは、10月26日からラマダンに入りました。これは、イスラム教では、イスラム暦の第9月に断食をするというものです。断食といっても一日中するわけではなく、日の出から日没まで一切の食べ物、飲み物(タバコも)口にしないというものです。
なんのために、こういった断食をするかというと、
(1)イスラム教徒同士の連帯感を強める。
(2)貧しくて十分な食べ物を得られない人たちの気持ちをわかってあげる。
(3)我慢することを覚える。
こういった目的が断食にあります。
日没後のイフタール(朝食)と呼ばれる食事の時には、もちろん家でとる人が多いですが、レストランやホテルでも特別の食事が提供されます。またモスクではタダで食事がふるまわれたりもします。これには私たち外国人も参加することができます。
では、この一ヶ月エジプトは暗ーい雰囲気につつまれるのかというととんでもない!実はお祭りさわぎなのです。あちこちでラマダン・カリーム!(ラマダンおめでとう!)という言葉が聞かれます。そして日没以降はいくら食べてもいいのです。お母さん達はこのときをとばかり、腕をふるって御馳走をつくります。親戚や友人宅を訪問し合い、楽しい夜が繰り広げられます。街も夜になるとにぎやかになり、ファヌースと呼ばれるラマダンの時だけ飾られるランプが色あざやかに輝いています(日本の提灯といったところでしょう)。
そして、イスラム教徒はお酒を飲まないので、そのかわりでしょうか、食後お菓子をいっぱい食べます。エジプトのお菓子のその甘さといったら・・・すごいです!ラマダン月の食べ物の消費量は、一年で一番多いそうです。ということで3kgぐらいはこの時期に太とか・・・またこの時期には、テレビもいろいろ趣向をこらした番組が放送されます。特にこの時期限定で放送される「バッカール」という南エジプトの子供たちが主役のアニメがあって、日本人の間でも評判です。
とまあ、つらい断食をできるだけ楽しく過ごそうというわけですね。でも我々外国人には不便な点も。まず観光地が通常より早く閉まること。盛りだくさんのスケジュールだと大変です。そして官公庁、銀行、商店が3時までには閉まりますから、それにあわせて行動しないといけません。これは、働いている人たちが食事の時間までに家に帰れるようにということです。また断食してる人の前で、飲み食いがしにくいといったこともあります。
とはいってもこのラマダン、イスラム教徒の一大イベントです。せっかくエジプトにいるのですからと、この雰囲気にどっぷりひったっています。
画像上:ファヌースというランプでラマダン風に飾られたレストラン
画像下:断食後の食事が提供されるモスクの前のテント
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