■カイロ市民の足 2003.10.13 update

日本からカイロに来てまず驚かされるのは、交通事情です。だいたいどこの国でも道路には車線があって、それに沿って車が走り、信号があり、人は横断歩道を渡る、というのが私たちの常識なのが、ここではそんなのは常識ではありません。道路はいつも渋滞、車は車同士の隙間を縫うように走り、人はガンガン走っている車の間をすり抜けて渡って行く。信号はあるのに誰も見てなくて、交通整理の警官の指示に従っている。

最初この町に来たときは、こわくていつまでたっても道路が渡れなかったものです。でもエジプト人って親切で、よく一緒に渡ってくれたものでした。今ではコツをつかんでなんとか渡れるようになりました。こんな状況で車を運転できるなんて、エジプト人ってすごいっ。以前、有名レーサーの方とお会いする機会があって、「ここで車の運転できますか?」とたずねると、「できませんっ」という答えでした。

ではカイロ市民の足を紹介しましょう。まず、市バス。料金は25ピアストルから50ピアストル(約5円から10円)で、市内を網の目のように走ってます。乗るよ!という合図をすればどこでも止まってくれ、降りるのも好きなところで降りられます。ドアは開いたままなので、みんな飛び乗ったり、飛び降りたりしています。セルビスというマイクロバスもあって、こちらも25から50ピアストルで市内をくまなく走ってます。

エアコン付大型バスというのもあって2ポンド(約40円)しますが、こちらは快適です。しかし、くわしい路線図や時刻表などもなく、行き先表示がアラビア語なので、われわれ外国人には利用しづらいですね。

そこで外国人の多くは、どこに行くにもタクシーを使います(もちろんエジプト人の多くが利用してます)。一応、料金メーターがついているのですが、稼動してるタクシーはありません。乗る前に交渉するか、だいたいの相場で払います。20分くらい乗っても、3から5ポンドくらい(約60から100円)と安いです。でも運転手の思っていた額より少なく払った場合、文句をいわれることもしばしば。ちょっとその辺が面倒ですが、どこでも自由自在に行けるので便利です。日本ではこんなことできませんからね。

実はカイロにも地下鉄が走っています。1987年にフランスの協力を得てつくられました。改札や切符はフランスの地下鉄と同じです。地下鉄車両、電気系統は日本製だそうです。料金は一律75ピアストルです。なかなか駅もきれいで冷房も効いてて快適です。ホームにテレビまであるんですよ。

街中を歩いていると、現代の車が走っている横でロバが荷台をひっぱっていたり、馬車が走ってたり、なんか不思議な感覚におちいります。

画像上:ドアは開いたままで乗り降り自由な、市バス。
画像中:カイロのタクシー。料金メーターは付いているものの・・・。
画像下:地下鉄の駅、なかなかきれいです。


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