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2009年になってしまいましたね。今年もよろしくお願いします。何かこう、2010年がとてつもない未来な気がしてましたが、もうあと1年しかないですね。21世紀になったのも何かこう、2、3年前な感じなんですが。あっという間すぎて怖いです。
オランダは、久々の寒い日々です。マイナス20℃を越える地域(オランダ南東端部、マーストリヒト方面)もでてきています。こう寒いとオランダ中がウキウキしています。寒いのになんで?と思われるかもしれません。外では10年ぶりぐらいに運河が厚く凍って、待ちきれない人々が会社休んでまでもスケートしています。スケートマラソンの大会や、小さいトーナメント、または湖でひたすら練習に励む人々、すべてはひとつの目標に向かっています。それは、、、このままでいったら、12年ぶりに「11の都市をまわる大会」が行われるかもしれません。その大会のことなのです。
出場する(できる)人も出場しない人も、みんなが待ち望んでいる、きっと夢にまで見ている人もいます!そんな大会なのです。この大会は、オランダの北のフリースランドというところで、11の都市をつなぐ運河をぐるっと200km スケートでマラソンする大会で、大会が開催されるのは、特に何月何日、と決まっているわけではなく、すべてのコースが十分に凍ったら、即!開催されます。何千人も乗ったり滑ったりするわけですから、ガッチガチに凍らないといけません。更に、コースには幅の狭い運河だけではなく、湖のように広いところも含まれるため、なかなかすべてがOKになりません。
出場するためには男の子が生まれたらすぐ登録して、生きている間に順番まわってきて出られたらいいな、という感じです。オランダでは超有名な大会ですから、みんな出たいのですが、氷の強さの関係でみんながみんな出られるわけではありません。有名人参加枠には登録しなくても出られますが、有名人でないとだめです。一般人が参加するためには、順番待ちが必要なのです。
が、とにかく運河が十分に凍らないと大会参加者が乗って割れないだけの氷ができないので、なかなか開催されず、順番もすぐまわってきません。特に最近は温暖化の影響か、12年も開催されていないのです。私もオランダに来てまだ一度しかこの大会を見たことがありません。一度未遂を含めて、この17年間で二度しか厚く凍ることはなく、開催された年はほんとに寒くて、海水も凍るほどでした。
スピードスケートは、オランダの冬の国技のようなもので、とにかく凍るといてもたってもいられない人々でいっぱいです。でも、大勢がいっぺんに乗るのと、まだ凍り方が足らないのとで、氷が割れて水に落ちたりして大変な事になったりします。用意が良い人などは着替えを持ってきてたりしますが、救急車で運ばれたりする騒ぎがあちこちでおきています。それでも懲りずにみんな我先にと滑ります。なんかこう、ちょっとたとえが変ですけど、毎年喉につかえて死ぬ人まで出るのに、みんな正月にはお餅を食べる日本、みたいな、、、。
町のマーケット広場では即席のアイススケートリンクができたりしています。大人も子供も本当に嬉しそうに滑っています。私のいる町でも300円ぐらいで滑れるので、いつ行っても満員です。靴も借りられます。この時期にオランダ旅行される方は、オランダ人に混じってスケートしてみてください。楽しい思い出になるかもしれません。
私は年末年始にかけて、風邪で久々に寝込みました。せっかくのシャッターチャンスなのに、全然スケートの写真をとりに行けません。でも、この調子で行くとしばらくオランダは凍りっぱなしな感じですので、来月は沢山のスケート写真をお届けできる、、、といいなあ、と思います。
さて、そんな寒いオランダですが、ちょっと離れてギリシャへ旅行に行ってきました。風邪で寝込む前です。ギリシャと言っても、もうほぼトルコの真横にあるレスボスという島です(トルコまでフェリーで1,000円ぐらいです!)。オランダ人はわりとこの島へ夏のバカンスで訪れるようで、夏は直行便まであります。
レストランやお店の人も、オランダ語を話す人がわりといました。しかし、同じヨーロッパとは思えないぐらい気温が高く、20℃ある日もありました。まあ、日本の冬でも沖縄はそれぐらいあると思いますが(考えてみればすごいことですよね)。冬のレスボス島はとても静かで、観光客もほとんどいません。他のギリシャの島々も同じようなものなんでしょうかね? だから、お店やレストラン、宿など営業していないところがほとんどでした。
冬の間は、オーストラリア(あちらは夏)で出稼ぎする、という人が多いそうです。なので、あちこち観光に行くのは良いのですが、ちょっと一休みするカフェも閉まり、レストランも閉まり、開いているのは雑貨屋と“男子”カフェのみ、という感じでした。
以前、トルコを旅行した時もそうでしたが、女の人がほとんど外を歩いておらず、見かけるのは男の人、それも年寄りばっかり、という感じで、みんな“男子”カフェにたまっていました。男子カフェというのは、私の勝手な命名ですが、どうも地域が援助しているカフェで、コーヒーなどの値段がとても安いのです。ただ、地元民しか入れず、女子が入る場合、そこの常連の旦那でもいない限り無理、という感じでした。
よく2軒並んでいたので、混んでないほうは普通のカフェなのでしょうが、どうも入る勇気はありませんでした。そのかわり、ネットカフェがけっこうあちこちにあったのでそこは若者もたまにはいて入りやすそうでした。唯一都会な、島の中心都市ミティリニだけは、よりどりみどりに普通のカフェが随時オープンしていました。
ギリシャはオランダに比べると、食べ物が圧倒的に安く、メニューを見てほぼ同じ値段だな、と思っても、その場合はとてつもなくすごい量で出てきたり、安いから小さいだろう、と思っておやつに注文したら一食分の量があったり、と毎回びっくりでした。通貨が同じユーロだと比べやすくて助かります。
オランダの近所の友達(ギリシャ人)の出身がこの島で、彼女の生家に泊めてもらったのですが、彼女の家にもオリーブの木がありました。ちょうど収穫期だったので少し手伝ってきたのですが、900本ぐらいあってとてもとりきれる量ではなかったです。彼女は家族総出でこの時期はこの島へ来て、自分達の食べるオリーブとオリーブ油1年分収穫してオランダへ帰ります。
オランダで売られているオリーブ油は、とてもじゃないけど使う気にならないレベルだそうです。私にとっての日本米のようなものでしょうね。カリフォルニア米などで我慢していますが、やっぱり日本の日本米食べたい!といつも思いますから。
今年のオリーブはいつもよりずっと小さく、木から落ちてしまっていて、収穫にとても手間取りました。いつもなら、木を枝でバシバシたたいて下に敷いた網に落として、ザザッと収穫、という感じなのですが、今年は一粒一粒手で拾い集めねばならず、腰と膝が筋肉痛で大変でした。でも、油の含有量はかなり多く、去年の半分ぐらいの量の収穫で、去年以上に油が絞れ、大喜びでした。このレスボス島は、ギリシャのオリーブ油の半分ぐらいの生産量があるそうです。通りで、島中オリーブの木ばかり、だと思いました。
ところで、私はギリシャ=地中海=エメラルドグリーン、な海を思い浮かべて行ったのですが、地中海というか、エーゲ海で、紺碧の海でした。それに気づいたときから頭のなかをジュディオングのあの曲がぐるぐると流れ、オランダに帰るまでの2週間、気がつくとつい歌ってました。風はエーゲ海から吹いてくる〜♪、と直訳ですが、そう歌われていました。エーゲ海航空という会社まであったりして更に頭の中で盛り上がったりして、、、。
そんな暖かいギリシャから帰ってくれば、氷点下のオランダ。風邪が治ったら私もスケートしに行ってきます(日本からマイシューズを持ってきてます。ふふふ)。それではこのへんで。
画像上右:エーゲ海、天気が良いと緑にみえなくもない。
画像上左:岩山にはりついたような家ばかり。
画像中:搾りたてのオリーブ油。
画像下左:これはかなり粒が大きい(よその家のオリーブ)。
画像下右:ネコだらけの島でもありました。
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