■オランダの伝統競技 2008.9.23 update

いまどき各国報告のオランダの今まで書いたのを見ていたら、去年(2007年)は9月にフランスのリールの蚤の市に行ったと書いてありました(いえ、自分で書いたんですが)。

あの時は天気が良くて、1日の終わりには脱水症状になるか、というぐらい干からびましたが、今年(2008年)のリールは最悪でした。2日連続で開催されるのですが、1日目は曇りで、気温も低く風も強く寒くて、上着を冬用にしなかったのを後悔しました。その夜から大雨が降り、次の日もずっとひどい雨でした。もちろん濡れたら困る商品を出している人はさっさと撤収、そうでない人も雨の中ではやってられないのでしょう、並べた品物をほったらかしで片づけもせず帰ってしまっている人も沢山いました。

私も、ちらっとまわってはみましたが、傘は風で裏返るし、靴は泥だらけ、服もびっしょびしょなので昼前には帰路につきました。かなり不完全燃焼でしたが、天気が相手ではどうする事もできません。また来年(2009年)再チャレンジします。もう来年の宿も予約しましたし。この蚤の市の日は、半年以上前から予約しないとまず宿は取れないものですから、どうせ行くつもりなら来年の分も、という人が多いのでしょうね。

さて、オランダでも夏の間、色々イベントがありました。各地の伝統競技も毎週のように各地で行われます。オランダの伝統競技と言えば、きっと運河を棒で飛び越える、というのが頭に浮かぶかもしれません。これは、TVなどで紹介されて有名になった競技で、オランダでも北のほうの伝統競技(Fierljeppen/フィーエルヤッペン)です。オランダ全土で行われているわけではありません。

私が住んでいる南西、ゼーランド(県)にも伝統競技があります。Ringrijden(リングライデン)という競技です。飾り立てた裸馬(主に巨大な農耕馬)に乗って走りながら、ぶら下がった目標(リング)を槍で突いて取る、というものです。夏の間は、ほぼ毎週、ゼーランドのどこかの村で大会が開催されています。その大会に向けてけっこう真剣にトレーニングしてきていますので、かなり気合入った試合になっています。

そのリングライデンの豪華版、Sjeesjerijden(セーシェライデン)というのを見てきました。これは、1年に何度も大会があるわけではなく、リングライデンの大会が30回ぐらいあるとしたら、このセーシェライデンは2回ぐらいしかありません。男女ペアで競技用馬車に乗り、同じようにリングを取るのですが、馬車をうまい位置へコントロールするのが難しく、槍で突くのも男女が交代したりするので、馬車の操作も、槍のコントロールも両方できないといけません。

大抵、女の人のほうが槍で突くのがうまく(男の人の馬車の操作が安定しているのでしょう)、男の人はよく突くのをミスしています(女の人のほうが馬車の操作が不安定気味で、馬車の操作も槍で突くのも同時にやっている男の人もいました)。予選も決勝もあり、決勝に近くなるにしたがってどんどんリングの大きさが小さくなっていって、一番小さいので指輪ぐらいの大きさです。これを走りながら突くのはかなり難しいようです。

とはいえ、見るのはかなり楽しいです。ゼーランドの観光案内にも、このリングライデンやセーシェライデンを見ずにはこの地方の観光をした事にはならない、とまで書いてあります。夏にこの地方を訪れるならば、是非見てみてくださいね。

□Ringrijden(リングライデン)のサイトはこちら
オランダ語とドイツ語しかないです。すみません。左の上のほうにある、Agenda(予定)というところでどこの村で何日にやるか確認できます。主に夏の間しか行われませんので、来年の春ぐらいにはまた予定で埋まると思います(だいたい9月の半ばで今年は終了)。

画像上右:Sjeesjerijden(セーシェライデン)。民族衣装に身を包んだ男女ペアが馬車を操りリングを取る。
画像上左:リングを取った瞬間! リングはこのまま引き抜いて地面へ落とします。
画像中:記録係。目の前の家の人からビールとつまみの差し入れが届いたところ。
画像下左:リングの調整係。競技者から「もっと右」「もっと左」という位置調整に応えます。
画像下右:屋台も出てます。これは、バボラールという、ゼーランド名物のバター飴を作って売ってます。


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