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ここ数ヶ月、私がめちゃめちゃはまっているお菓子と言えば、バウムクーヘン。日本では1年中、スーパーでも洋菓子屋さんでもデパートでもどこでも買えますよね。日本のバウムクーヘンはとてもやわらかくてしっとりふわふわで、あまり日持ちしません。なので、オランダへ送ってもらうのもなかなか難しいです。けっこう重いので、航空便だと高くつくし。
バウムクーヘンと言えばドイツですが、ドイツで買うなんて考えた事もありませんでした。カステラっていったら長崎ですか? でもポルトガルまで美味しいカステラを買いに行こう、と思う人がきっと余りいないのと同じ感じ感覚もしれません。多分、日本とポルトガルのカステラは味や食感がだいぶちがうように思うから、という事もあります。実際に行ってためしたわけではないので、ただの想像ですが、私のバウムクーヘンに対する思いも同じでした。ドイツから日本に伝わったそうだけど、何でも日本のが一番美味しい事が多いですから。
日本というのは、オリジナルをつくるのは下手だけど、オリジナルをベースに発展させるのがとても上手だと思います。日本人の手にかかれば、ゴツイお菓子もとても洗練された味になっていきます。今や、パリの洋菓子よりも日本の洋菓子のほうが味が上、という事を書いている本も見た事があるぐらいです。私も、とりあえずオランダのお菓子に関しては、日本の方が断然種類も多いし、生クリームを使ったケーキなどは日本のもののほうが100倍美味しいと思います。バウムクーヘンにも同じような事がおこっていました。
まずインターネットで美味しいバウムクーヘンはないかな?と探すと、まず日本のサイトばかり。しかも、もう何百軒という店がその店オリジナルのバウムクーヘンを扱っています。どこもここもこだわりがあって、予約しないと買えないところどころか、予約も抽選! 買えるのは2ヶ月後、日付指定不可!という店まであってものすごい事になっていました。焼き立てをその場で店のカフェで食べられる店、全く日持ちしない「本日中に御召し上がりください」という私のバウムクーヘンのイメージの中ではありえないものまで、ほんとに色々ありました。
オランダでは、どんなタイプのバウムクーヘンも、選べるどころか、たったひとつも発見できませんでした。でも、もしかしてどこかで手に入るかも?と街に出て外国製品を扱っているチョコレート店などで聞いてみたところ、ドイツ人観光客の多い町でも「バウムクーヘン? 聞いた事がない」という返事ばかりでした。結局、オランダでも、ドイツの国境あたりのドイツ系スーパーマーケットなどに行くとたまに置いてある事がある、という事がわかったぐらいでした。
ちなみに、ベルギーにも探しに行ってみましたが、美食の国でもバウムはありませんでした。ベルギーのフランス系のスーパーにもありませんでしたので、フランスでも置いてない可能性大です。オーストリアのウイーンなどでは売られているようです。ドイツ語圏のスイスにもあるかもしれません。
ドイツのバウムクーヘンというのは、一部例外を除いて、クリスマスあたり、冬の食べ物なようです。その時期になると、パン屋さん(ケーキ屋さん)や、スーパーなどでもチョコレートコーティングされたバウムクーヘンが売られます。しかも、ドイツ人がみんな知っている、という食べ物でもないようです。あくまでも一部地域、しかも、あまり庶民の食べ物でもないようです。とても値段が高いですから。
日本では、本当に安いものから高いものまで、色々ありますが、ドイツにはすごく高いか、すごく安いものしか無いようです(しかも、安いのも高いのもあまり売ってない)。ドイツのお隣、私の住むオランダでは、ほとんどの人が「何それ?」と言うようなバウムクーヘン、なんでとても離れた日本でものすごくポピュラーなのか(まあ、日本にはよくある事ですけど)不思議です。
日本では、あまりコーティングしたものは売られていませんが、ドイツでなぜチョココーティングかというと乾燥を防いで日持ちするから、という事のようです。私はコーティング無しのものが好きなのですが、ドイツの有名なケーキ屋さんで注文する時にチョココーティングをすすめられました。何ヶ月かもつから、と。でも、私はあまり日持ちしないと言われた、砂糖で固めたものにしました(どうせすぐお腹におさまる事だし)。
砂糖がけのものは、砂糖のせいか、外側がしっとりして美味しいです。チョコレートがけのものも、ホワイトチョコ、ミルクチョコ、ビターチョコなどが選べる店もあります。夏場には、チョコが溶ける、という事で、1年中作っている店でもコーティング無しものを出しているようです。
ドイツの「いまどき各国報告」を執筆している“おーちゃん”の住むハンブルグでも、美味しいバウムクーヘンが売られていますが、クリスマスシーズンに山のように売られていたバウムクーヘンも、年が明けるとあっさり姿を消し、週に一度ぐらい、注文が入れば作るよ、というのんびりした体制になります。しかも、まとまった数でないと焼くのがめんどくさいらしく、注文を受け付けてもらえなかったりします。
実際に、注文をしてくれた“おーちゃん”も、最初1月に注文しようとしたら「2月になったらね」と言われ、2月になったら「金曜日にしかやってないのよ」と言われ、金曜日に行ったら「来週なら」、「それじゃ、来週」と言ったら「来週は週末にならないと、、、むにゃむにゃ」とかわされたそうです。お気の毒。日本では考えられないかもしれませんが、まあヨーロッパではよくある事です。こうなったらもう無理ですから、2軒注文をお願いしてたのを、注文をすぐ受けてくれた1軒だけにしてもらいました。
日本のバウムクーヘンとドイツのを食べ比べてみた感想は、、、日本のはふわふわで軽め、ドイツのはしっとりでどっしり、って感じです。私はどっしりしたほうが好みなので、更にドイツのバウムクーヘンを試してみるつもりです。しかし日本にいれば、Konditorei Rabien(コンディトライ・ラビーン)というドイツの超有名店(バウムクーヘンの発祥の店と言われる)のバウムクーヘンも、デパートで予約すれば簡単にお取り寄せできたりして、というか、そんな情報も沢山出回ってて、何でも食べられて羨ましいですよ。私も3月には日本に行くので、とりあえず、中部国際空港セントレア限定バウムでも買いたいな、と思っています。
画像上右:日本から送ってもらったバウムクーヘン。コーティングはなく、ふわふわ。これだけで4,000円近いです。
画像上左:ドイツから送ってもらったバウムクーヘン。砂糖コーティングのものです。これで5,000円を超えてます。美味しいけど高い!
画像下右:ドイツと日本、2つのバウムクーヘンの大きさを比較するとこんな感じです。日本から来たもののほうが直径がずいぶん大きいです。
画像下左:だいぶ春らしい花が咲き出してきました。まだまだ寒いですけどね。 |