■秋から冬へ 2007.11.20 update

芝生に積もった落ち葉の上で、カモメが激しく足踏みしていました。1秒に6回ぐらい。結構な速さです。ふとあたりを見回すと、あっちのカモメも、こっちのカモメもみんな足踏み。今日は寒いわけでもないし、いったい何なのでしょう。もしかしたら、足踏みすると、落ち葉の下の虫が出てくるのでしょう。じっと動かないのもいましたが、カモメのこんな動きを見るのは初めてでした。優雅にダンス、って感じではなく、陸上選手のトレーニング、って感じでした。

堤防のところの並木が、何故か黄色、ミドリ、黄色、ミドリ、という感じに交互に色がかわっていました。同じ木の種類で、同じ場所にあるのに、どうして交互に色がきているのかわかりませんがキレイです。でも、それもほんの1週間の事、すぐに全部黄色になったかと思うと、全部散ってしまいます。オランダにも本格的な冬がやってきます。今回は、オランダの暖房器具はどんなものを使っているのか紹介します。

オランダでは、コタツのようなものは見かけません。まあ、家の中では靴で過ごす人には向きませんよね。家の中で靴を脱ぐ人は田舎ではけっこう多いとは思いますが。日本の石油ストーブのようなものもほとんど見かけません。存在はしていますが、日常的に家の中で使っている人はほとんどいないと思います。

画像左:黄色、ミドリ、黄色、ミドリと、色が交互になった木。
画像中:隣の家のお姉ちゃん達も天気が良いと散歩です。特にお金持ちじゃなくても、馬を飼っている家はけっこうあります。
画像右:ボイラー(燃料を燃焼させて水蒸気や温水に換える熱源機器)。これはガスを使うタイプのものです。音がけっこううるさいです。
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それでは、いったいどんなもので部屋を暖めているか?というと、、、パネルヒーターです。ほとんどの家では、壁に、かなり大きいヒーターがついています。ヒーターの中には、熱いお湯がぐるぐるまわっています。なので、ヒーターのせいで火事になる事はありません。水はいくら温めても発火しませんから。

空気は乾燥してしまいますが、オランダの家では、よく出窓に、「これでもかっ」というぐらい花や植物の鉢が置いてあったりするので、喉が痛くなる事はあまりありません。ちょっと窓を開ければ、すぐ解消しますし(冬でも寝室の窓をちょっとだけ開けて寝る人はけっこういます)。うちのパネルヒーターは、ガス湯沸かし器のようなもので、そこで温めた湯が、家中つながったパイプの中をぐるっとまわってまた湯沸かし器に戻ってきます。

コントロールパネルでは、けっこう細かい調整ができます。1日つけっぱなし、というわけではなく、たとえば、「朝の7時から夜の11時まで室温21℃で、ただし日曜日は朝の9時から」なんて事もできます。曜日単位で調節できますから、ものすごく細かい設定も可能です。人がたくさん来て暑い、なんて場合はパネルヒーター本体のつまみを調節して、そのパネルの温度を下げたり、切ってしまう事もできます。簡単に言えば、シャワーの温度調節みたいなものです。

日本の家(特に田舎)は、その部屋はストーブでよーく暖まっていても廊下に出るとキューッと寒かったりしますが、オランダの家は、廊下やトイレやシャワー室にも同じパネルヒーターがついていますから、その気になったら家中ポッカポカです。北海道の家はけっこうそういうところが多いですよね。

画像左:パネルヒーター。家に帰ってくると、ここにくっついて暖まります。
画像中:小さな窓の下にもヒーター。寝室の窓は、みんなよくこのぐらい開けてます。
画像右:パネルヒーターの温度調節つまみ。ぐるぐるまわして調節します。
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洗濯物も室内でよく乾きますし、ヒーターの上に干すとすぐパリパリに乾きます。ただし、けっこう熱くなるので、プラスチックなんかをくっつけると溶ける事があります。外から帰ってきて、「あー、寒かったー」と、パネルヒーターにお尻や足の裏をくっつけて温めたりしますが、温度が上がり過ぎてると、熱くてやけどしそうです。まあ、温度を下げればそれでいいのですが、子供がどうしても触るという場合なども。ヒーターをすっぽり囲う、沢山穴のあいた木製パネルなんかもあります。インテリアによっては、ヒーターが見えるとカッコ悪いという場合にも、色々なデザインのパネルで囲ったりできます。

グルグルまわるお湯は、床暖房にも使われています。うちでも今年の夏、居間を床暖房にしました。壁のヒーターを回るお湯と同じお湯が、床下のコンクリートの中に埋めた固いビニールパイプの中をぐるぐるしています。これがついていると、パネルヒーターはいらないぐらい暖かいです。足が冷えないので快適で、他の部屋にもつけようか検討中です(工事は一夏かけて、自分でやりました)。これも、壁のパネルと同じく、自動スイッチを何時に入れて何時に切るか、細かく設定できます。

そうそう、忘れるとこでしたが、暖炉もけっこう現役で使われています。インテリア的な感じでも使われますが(薪や石炭が燃えているようにみえる擬似炎タイプもあります)、ほんとうに薪をくべるタイプの暖炉が、一軒家にはまずあります。うちにもあって、冬には現役で活躍しています。前に真冬に停電やガスのトラブルがあった時、とても助かりました。来客がある時にもつけたりします。燃える火の前でゆっくりする雰囲気が良いですね。

日本もオランダも、今年の冬は寒いでしょうか? どうでしょうか?

画像左:たいてい台所かなんかにあるコントロールパネル。
画像中:床暖房のポンプ。パネルヒーターと同じ調節つまみがついてます。青いパイプにお湯が通って床の下をぐるぐる流れてます。
画像右:うちの暖炉も現役です。寒い夜には活躍してくれます。疑似炎タイプではなく、ちゃんと薪をくべるタイプです。


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