■披露宴に行ってきました。 2007.10.16 update

うちの隣の家の子が結婚しました。私がオランダに来た時にはまだ10歳ぐらいだったのに、もうそんな年になったとはびっくりです。彼は家族で酪農をしてて、お嫁さんも手伝うようです。いまどき酪農やってるとこにお嫁に来るなんてすごいぞ、と思ったんですが、まあ、そこはオランダ、酪農やってる家なんて売るほどありますからね、もしかして彼女の実家もそうだったりして。朝は5時起き、夜まで仕事です。生き物相手だとまとまったお休みもとれません。でも、動物好きだったり、体を動かす事が好きならやりがいもあるでしょうね。

オランダでは結婚式は市役所で行います。市役所の結婚式ができる広間でやりますので、古い市役所なんかだと写真だけ見ると教会でやっているように見えるかもしれません。オランダの古い市役所は、教会と間違えるほどゴージャスな建物が多いです。教会でも式をやりたい人は、たいてい、市役所で公式に結婚した後、自分の行っている教会へ移動して、そこでまた結婚式や披露宴を行ったりします。教会のほうはかえってゴージャスなところが少なく、これは村の公民館では?というような建物が少なくありません。私が行ったこの披露宴は、市役所、教会のセレモニーを経て更にその後、夜に行われました。

まず、入り口を入ると、そこで記帳。ここには、朝の結婚式からずっとつきあってる奇麗なドレスを着た人、教会の式からつきあってるちょっとだけよそ行きのかっこうをした人、この披露宴だけに来た普段着の近所の人、と色々なかっこうの人が交じり合ってて、不思議な感じでした。そこを抜けると、結婚カップル+両家の両親が立っているので、挨拶。朝からずーっとの長帳場なので、特に両家の両親がかなり疲れぎみでした。

挨拶をすませると、そこにはテーブルに所狭しと置かれたケーキ。これを1人1つ取って席へ行きます。どのケーキにもこれでもかっ!というぐらい生クリームがかかっています。オランダは焼き菓子(アップルタルトとか)は非常に美味しいのですが、生クリームを使ったケーキは、、、はっきりいって美味しいのは無いです。ただただ甘い。まあ、日本のケーキを食べさせたら「味が薄い?」とか、「甘くない(味がしない、もしくは砂糖入れ忘れ?な意味)」、と言われた事があります、、、。

私も、どれにするか迷って、結局一番手前にあった何やらチョコレートでコーティングされたやつを取りました。席で開けてびっくり!でした。中はほぼ全部生クリーム(苦笑)。外側がチョコレートでコーティングされてかろうじてケーキの形を保ってました。しかも、激甘。ブラックコーヒー2杯でなんとか流し込みました。予想された事とは言え、大変でした。

席につくと、すぐコーヒーや紅茶を係の人が持ってきます。テーブルには、カップルの冊子が。これには、2人の馴れ初めから、2人へのインタビューなどなど、これを読めば2人のすべてがわかる!といった雰囲気でした。わりとどこの披露宴に行ってもこういう感じの冊子がつくられています。私たちがこの冊子を眺めたり、ケーキを食べたり、顔見知りやご近所さんと喋ったりしている間、カップルと両家の家族はひたすら入り口からやってくるお客さんに挨拶です。

何かはじまるのか?というところで、お客さんの一部はもう退散です。えっ?入ってきて、御祝儀渡して、ケーキ食べてそれでもうおしまい? はい。披露宴は、二部構成になっていて、この後、食事やらゲームやら深夜まで盛り上がるのですが、御近所さんなど、顔を見てお祝いは言いたいけど深夜までつきあうほどじゃない、という人々は滞在時間1時間半ぐらいで出し物を見るわけでもなく、また入り口でカップルと両家の両親に挨拶して帰宅です。まさに披露しましたよ、という感じです。

あまり招待客が多くない場合は、二部に分かれず、全員で食事になったりします。今回はホテルの大広間にいっぱいの参加者でした。私もここで帰りましたが、カップルの兄弟がこれでもか、というぐらいに「おまえはまだか?」と言われていました。新郎は双子なのです。一卵性なので、全く同じ顔して笑っていました。

次の日、牛乳を買いに行くと疲れた顔のお父さんが店に立っていたので、「昨日は大変だったでしょう」と言うと、「1時間しか寝てないんだよ、、、」と言ってました。夜中に帰ってきて、ほぼ寝る暇もなく朝の乳搾りの時間になってしまったのでした。結婚したばかりのカップルもやはり同じ時間に起きて仕事してたそうです。大変でしょうがお幸せに、、、。

ちなみに、御祝儀は日本よりぐっと安めで、かなり親しい友人などでも100ユーロ(16,000円程度)あげるなんて珍しいほうです。近所の人カテゴリーで参加の場合は、10ユーロ、20ユーロぐらいが相場ではないでしょうか。もちろん、お金持ちの家のパーティーではもっと額が上かもしれませんが、庶民はこの程度です。

画像上右:披露宴に来て記帳する人。思い切り普段着です。
画像上左:よりどりみどりです。今こうしてよーく見ると、多分一番美味しくて甘くないのは中央ちょっと下のりんごのタルトでしょう。一番手前のはシンプルに見えて手強い、洋酒入り激甘スポンジです。
画像下右:私が選んだ激甘ケーキと、結婚カップルの冊子。
画像下左:新郎新婦。披露宴の翌日は、家族全員、睡眠1時間でもうお仕事だったそうです、、。


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