■フランスのLille(リール)に行ってきました。 2007.9.18 update

毎年、9月の1日、2日は「Braderie(ブラデリー)」と呼ばれるお祭りが、フランスの北のLille(リール)という都市であります。リールはユーロスターという、新幹線のような特急(ベルギーのブリュッセルとロンドンのウォータールー間を結ぶ)に停車駅がある大きな町です。パリからも車で2時間ぐらいです。

そこではいろいろなイベントが行われるのですが、一番有名なのはノミの市(フリーマーケット)。これはかなり有名なようで、ヨーロッパ各地から、がらくた好き、アンティーク好きな人々が集まってきます。オランダからもツアーバスがでるほどの人気ぶり。私の家はオランダの一番下のベルギーとの国境付近なので、このリールまで車で2時間ほどです。

私は今までそんなイベントがあるなんて知らず、今年オランダの雑誌で特集記事を読んではじめて知り、早速オランダの友達と一緒に遠足気分で泊りがけで行ってきました。

画像右:町の中心部。このあたりに食べ物の屋台が沢山出ていました(奥に見える白いテント)。このあたりは道幅が広いので楽に歩けますが、そうではない通りのほうが多かったです。
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まず、何が大変だったかと言うと、宿の予約。毎年9月1日、2日と決まっているので1年も前から予約が入っているようでリールの町とその周辺の都市は、2ヶ月も前から探したにもかかわらず全滅。フランスの都市だという事で、フランス側にある宿は安いのから高いのまで満室!という事で、ベルギー側で探したらリールから車で30分ほどのIeper(イーペル)という町の近くにやっと1軒空きが見つかり即予約。そこも3日後には満室になっていたので運が良かったです。ちなみに、イーペルは、3年に一度「猫祭り」をする町で有名です(次回は2009年開催)。

とにかく、現地で探せば、インターネット予約できない宿とか空いているところがあるかもしれませんが、無かったら困るので行ってみようと思った方は、できるだけ早めに予約する事をお勧めします。私は4人分を探していたので余計に難しかったとは思いますが。

さて、このノミの市、私が読んだ雑誌には全長200キロと書いてありました。200キロ? 20キロの間違いじゃ?と思っていましたが、なんのなんの、もしかしてそれぐらいあるかも、と行ってみて思いました。リールの町はわりと大きいのですが、その中心からほとんどの通りにプロのアンティーク屋から一般家庭の不要品まで、切れ目がないほど果てしなく続いています。

京都のフリマに行ったら、“京都市内全部の通りが会場だった!”ぐらいの規模です。歩きやすい靴で行ってもまだ足が痛くなる距離を歩きました。

町の外は警官がフェンスでブロックして車は入れなくしているので、町の中すべて歩行者天国です。町だけではなく、町の上を流れる川沿いの公園にまで店は出ていました。

画像左:バンをお店に改造してる人もいました。この人は各地のノミの市でお店を出してる感じでした。
画像中 :町からちょっと離れた森の中も店だらけです。アンティーク、60年代のレトロポップな感じのものを出している人が多かったです。
画像右 :川沿いも、どこまで行っても人だらけです。
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食べ物や飲み物の屋台も沢山あります。クレープが一番多く、本格的な丸い鉄板で作る屋台から、簡易ガスコンロと自分のキッチンから持ってきたであろうフライパンで作る人まで色々、値段も色々です。まあ、日本のお祭りの屋台の食べ物の値段ぐらいです。

レストランやカフェではこのイベントの名物、ムール貝が食べられています。その貝がらを店の前に積んでどれぐらいお客が入ったか示すのでしょうか? あちこちにものすごい貝塚ができています。すごいところでは、1メートル半ぐらい積まれているところもありました。

私達はお昼ご飯もそこそこに、土曜日は7、8時間歩きっぱなしでしたが、それでも多分全体の10分の1ぐらいしかまわれなかったと思います。

画像左:美味しそうなパンを出す屋台にはお客さんも殺気立つぐらい混雑していました。
画像中 :このイベントの名物はムール貝。どのレストランの前にも貝塚ができるほどムール貝の空が積まれます。
画像右 :私も食べましたが、今年のムール貝はいまいち小粒なようです。味は悪くないですけどね。
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次の日の日曜日も引き続き同じ場所で同じ人が売れ残ったものを売っていますが、1日目は張り切っているものの、もう飽きたのか早く家へ帰りたくなったのか、日曜日は投げ売り価格にする人が増えていました。安かったら買ってもいいな、程度の品物は、日曜日に交渉するといいかもしれません。どうしても欲しいものは売り切れたら困るのでやっぱり見つけたらすぐ買わないといけないですけどね。まあそもそもこんなすごい規模なら、すぐにどこで売ってたかわからなくなってしまうと思いますけど。

日本人でアンティークショップの買い付けなんかに来る人も沢山いるようで、大きなトランクやショッピングカートを引きずって大量に買いまくっている団体もいました。ガラスのカサ(照明用)なんかも良く売れるようで、売り子さんに「日本人? カサあるよ!」と何度も客引きされました。まあ、こちらで2,000円ぐらいで買ったものが1万円、2万円ぐらいになるようですから、わざわざこんなところまで仕入れに来るのもわかる気がします。

私は特に探してるものがあるわけでもなく、何か見つかったら買うかな?ぐらいの気持ちで行って、可愛いマグカップを色違いで7つとか毎時丁度になると鳥がさえずる時計とかとか、可愛いグラスのセットとか、まあその程度でした。もちろん「うわあ、いいなあ」というものは沢山ありましたが、ガラクタではなくアンティークになると1桁、2桁値段が違うのでその気で相場を調べた上で現金を沢山持っていかないと無理ですね。

ものすごく楽しかったので、多分来年もまた行くと思います。宿の予約だけはもう今からしとかなくては、、、。

画像左:こんな細々したもの、持ってくるのも並べるのも片づけるのも大変そうです。いくつか盗まれてもわからないでしょうね、、、。
画像中:一般家庭の不要品は、アンティークと違い値段が格安なので飛ぶように売れていきます。
画像右:なんと、鎧カブトや着物を出している人もいました。日本語を話すフランス人のおじさんでした。


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