■カラカラ 2007.5.15 update

オランダは真夏のようです。そして1ヶ月半以上雨が降っていません。普段雨ばかりで寒いオランダが、時々太陽の国スペインよりも暑い日々がありました。先日、4月30日の「女王様の日」には、オランダ全土でフリーマーケットが行われたのですが、気温が観測史上一番二番を争うほど高かったです。

私も毎年フリーマーケットに参加しているのですが、去年も一昨年も昼間でも10℃をちょっと越えるぐらいしか気温があがらなかったというのに、今年は真夜中でさえ16℃を越えていました。なぜ真夜中?というのは、寝袋持っていって、夜中の12時から場所とりをしていたからなんですが、、、。

日中も気温があっさり20℃を越えていました。うっかりすると26℃まであがる日もあって、「夏でもこんなに気温があがる事はあまりないのに」とこのまま夏が来ずに冬がきてしまうのではないか?と心配してしまうほどです。

とりあえず、そのフリーマーケットでは、私は大量のマンガを売りに出したのですが、陽気のせいで人出が多く、持って行った本1冊残らず売れました。去年はとにかく寒かったので、お客のほうも集中して物色できなかったのでほとんど売れませんでした。

そして、いつもならお昼の12時には撤収作業に入るのですが、今年は昼からもどんどんお客が増えて一番よく売れたのが1時過ぎでした。いつもなら朝の8時頃が一番出るんですけどね。全く予想が不可能な感じでしたが、面識もないのにわざわざ私に会いに来てくれた方も何人かいて、とても楽しかったです。

ビーチや行楽地は人でごったがえしています。屋外プールも5月から開くところが多いのですが(屋外でも温水ですよ)、どこも人だらけです。ほんとに、どうなっているの?という感じです。花粉症も、いつもなら「絶好調!」という感じで鼻水が出まくっている頃なのですが、今年はまだ全然です。もしかして、あまりの陽気にいつもの花粉が負けたのでしょうか??? 友達に聞いても、半数がまだ症状が出ていないようです。

さて、うちのような農家では、ここまで雨が降らないと深刻な事態に陥ります。種まきしても芽が出てこないのです。淡水が豊富な地域では巨大なスプリンクラーで水撒きもできますが、うちのあたりは海水ばかりが豊富で掘っても淡水は出ないので、水撒きができません。そのかわり、粘土質なので、一旦芽が出て根さえはれば粘土が水を放さないので、乾いた夏でも平気です。普段は雨が降りすぎるぐらい降るので、散水など全く必要ではないのでいいのですが。

実際、うちの砂糖大根(ビーツ)は種まきして2週間、まだ芽が出てきません。隣の家も、その隣の家も干からびて土ぼこりだらけの畑を見てはため息ばかりです。あっちでもこっちでも畑はひび割れができています。私はここでこんなにひび割れを見るのは初めてです。

今年の冬は寒くなかったので、土が荒く、細かくなりません。普通、冬に凍った土がバラバラになって耕すと細かく崩れるのですが、暖冬の影響がこんなとこにも出ています。そして、今はカラカラに乾いているので、固いブロックになってしまい、作物にとってすごく居心地の悪いベッドになっています。

天気が悪いのはイヤですが、ここまで乾くと本当に心配です。これで作物が全然できなかったら、野菜の値段もものすごく上がりますから、農家だけの心配事ではありませんけどね。来月の「各国いまどき報告」では、雨降った報告ができればいいんですが。

画像説明文
画像上段右上:乾燥して、ものすごい土ぼこり。
画像上段左上:どこもかしこもカラカラ。
画像上段右下:やっと芽がでたうちの畑のジャガイモ。土のきめが荒いですが、これでも今年にしては細かいほうです。
画像上段左下:砂糖大根も芽が出ました。土のめが荒いのが見えますか?
画像下段右上:お向かいさんのジャガイモ用ベッドはゴツゴツです。うちの畑と比べるとよくわかりますが、カタマリだらけです。
画像下段左:麦はなんとか育っています。でも、やはり乾いています。
画像下段右下:麦畑のひび割れ。うっかり車のキーでも落としたら、もう深くてとれません。こんなのがあちらこちらにできてます。


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