■ポプラ並木と植え替え 2007.3.20 update

私が住んでいる村は漁師の村でもあり、農家をやってる人と同じぐらいいます。時々魚をバケツいっぱいもらったりしますが(主に舌びらめとカレイ)、うちではカレイは人気がないので、自分で干物を作って保存したりしてます。日本にいる時はまさか自分がオランダで干物を作ったりするなんて想像もしてませんでしたし、インターネットが普及する前なら、レシピも簡単には手に入らなかったでしょう。すごい世の中になりました(笑)

さて、オランダを旅行すると、道の両側にポプラなどの並木が植わってるのを目にすると思います。うちのあたりにも沢山あります。このへんでは、1960年代に大規模な農地整理があって、でこぼこは平らにならされ、大小入り交じった土地は交換されたりして大きく四角いわかりやすい形になりました(それがいいか悪いかはともかく)。その時、綺麗にはなったものの、ものすごく殺風景だったため、成長が早いポプラが植えられました。ポプラの間には、色々な低木が植えられ、ポプラの影で育った後、ポプラだけ10年後ぐらいに伐採され、それがその道を通る人の風除けになるはずでした。

しかし、計画がどうなったのか、予算がなかったのか。ポプラは伐採されず、風よけもいまいち育たず効果がなく、それから40年以上たった今、老木になったポプラが嵐の際に倒れるかもしれない、という事で、伐採されはじめました。うちの目の前でも全部切り倒されましたが、半分以上は中に穴があいていたり病気だったり、もう限界だったんだな、という感じでした。また新しい苗木が植えられますが、これが育つのはいったいいつになるのか。今は空がとても広く感じます。

切られた木は、一部、土産物の木靴の材料になったりしますが、ほとんどは使い捨てパレットになります。7mごとに切られた丸太は、パレット工場に送られます。パレットというのは、お絵描きの時に使うあれではなくて、工場などで荷物をのせる、すのこのようなものです。フォークリフトでパレットごと荷物を持ち上げてトラックや船に積んだりする、あれです。うちにもいくつか納屋にあるので写真を、と思ったのですが、色々なものが乗っててパレットだけの写真は撮れませんでした。でも、ああ、あれか、と思ってもらえた人もいるでしょう。

オランダには製紙工場はなかったと思うので、紙になる事はありません。まあ、オランダに製紙工場があったとしても、そんなに材料がないので(山がない)、稼動できないでしょう、、、。スウェーデン方面に行けば大きい工場があるようです。

画像説明文
画像上右:自家製カレイの干物を作っているところ。天気がこのところ悪かったので、雨の合間を縫って干しました。味はばっちり!
画像上左:ポプラの大きい枝は、挟んで折り取ります。根元を電動ノコギリで切って倒します。
画像中右:枝などはすぐに細かく粉砕。
画像中左:粉砕マシーンは、こんな大きい枝も即座にチップにしてしまいます。
画像下右:枝をはらって7mずつに切られた木はパレット工場に送られます。
画像下左:ちょっと分かりづらいかもしれませんが、機械の下にある「すのこ」みたいなやつがパレットです。


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