■光が当たる方向によって見え方は結構違うもの。 2006.12.19 update

オランダに住んでる日本人の友達が沢山います。その友達の半分ぐらいは、日本企業やオランダの企業で働いています。その人たちに言わせると、オランダ人ってけっこう仕事をサボりがち、話好きすぎてうるさい、責任感が薄い、など言われたい放題です。しかし、それは比べる対象が日本人だからです。日本人は、けっこう日本ではいいかげんな感じでも、こちらのオランダ人と比べると、けっこうまじめに見えたりします。もちろん、ものすごくいいかげんな日本人も、ものすごく几帳面なオランダ人も必ずいると思いますが、ちょっとそれは脇へおいといて。会社で働いてなくても、スーパーへ行けばレジのお姉ちゃんが無愛想だ、とか、色々オランダ人って!と思う事があるようです。特に、都会に行くと人のつながりが薄い分、そういう事をよく聞きます。

オランダで見る日本人も2種類あります。もろ日本をしょってる、というか、日本人以上に日本人っぽい人。もちろん、会社で働いていると、オランダ語など勉強する時間もないようで、何年住んでいようとオランダ人とは英語で話す人。もう片方は、オランダの前に外国暮らしをした事があったりして、けっこうすぐどんなとこにもなじむ人。オランダ語も働きながらなんとか勉強して、オランダ人とのコンタクトはできるだけオランダ語でしようとします。どっちがいいとか悪いとかではなく、それは性格なのでしょうがないのです。

皆さんがこれを読んでいる頃、私はイースター島&タヒチで旅行しています。イースター島はチリ領なのでスペイン系、タヒチはフランス領なので、フランス系な人々が沢山住んでいます。オランダ人が働かなくて、と言っている日本人に言わせても、フランス人は働かない!とわりとみんな口をそろえていいます。仕事のメールがまともに帰ってこない、なんてのはまだいいほうなんだそうです。スペイン人も、働かない人は、呆れるぐらい働かないそうです。そのかわり、趣味などには驚くぐらいエネルギーを使うそうです。私は、これらの話を今までは、「へー」と聞くだけでしたが、南の島への旅行を計画し、自分で飛行機や宿を取ろうとして思い知りました。オランダ人、やっぱり北の人間です。辛抱強いしよく働くよ!

オランダで旅行会社か宿へ問い合わせのメールをしたとします。その日のうちに返事が来る事も少なくありません。1日、2日後になっても多分必ず返事が来ます。10通送ったら、9通はまず返事が来るでしょう。まあ、日本だったら10通送れば10通返事来ると思いますが。しかし、タヒチは手強かった。南の島のリズムがある上に、フランスがミックスされて更にすごい事になってます。日本人は、タヒチに行くときは、99パーセント、超高級リゾートホテルに泊まるようで、そういう人は旅行会社がすべてやってくれるので知らないと思いますが、とにかく働かないって言葉のレベルが違う。生きるのに必要以上には働かないようです。几帳面な人は全員、高級リゾートホテルで働いているのでしょう、民宿、その他の場所には、そういう人はほぼいないようです。

とりあえず、民宿を予約しようとすると、ただメールの返事を手にいれるのに信じられないぐらい時間がかかります。英語などで書かれた民宿リストによく赤字で注意書きがありました。それは、、、「タヒチの島へメールで問い合わせても、まず返事は来ない。パソコンがあっても触るのが恐い、めんどくさい、色々な理由によって、見ずにおわる事がほとんどだから。あなたが嫌いで返事が来ないわけではないので、へこまないでください」。は?って感じですが、あちこちでこういう注意書きを見ました。

というわけで、送ったメールの返事をただ待つのでは永久に返事は手に入らないので、手当たり次第、返事がきそうなところへメールを出しまくるのです。メールが宿に導入されている事自体、その宿はけっこう働き者、なわけで、返事が来る確率も上がると思えるわけです。島の生活は、朝早く、夜早いそうですから、私が手にしたメールの返事は、たまたま宿の人がちょっと仕事でもしてみようかな?とパソコンをたちあげた時、メールのフォルダーの一番上に私のメールがあったのかも、とちょっと本気で思っています。ちなみに、タヒチ語には「ごめんなさい」という単語はないそうです。なるほど、、、。

相手(宿)がホームページなんか持っていると更にちょっとだけ返事の来る確率が上がります。ただし、安ければ安いほど、そういう確率は下がっていくわけで、私は実際、たった5つの島の5つの宿の予約をするために1ヶ月半かかりました。最初は色々選んでいましたが、最後のほうは、もう返事さえ来ればとこでもいい!という気持ちに、、、。そして、小さな島になるとクレジットカードが使えず、予約するのにチェックを送らないといけない、というの椀が2軒もありました。

オランダ(とその周辺の国)では、もうチェック(小切手)というものは普通の人は使っていません。私も使った事はありません。でも、宿はそのチェックを送れと言うので、郵便局へ行って国際送金してもらう事にしました。うちの村の郵便局のおばちゃんも、そういうのは初めてやるようで、1つしかない窓口の、わたしの後ろに長い長い列ができても15分かかっても、最後までやりとげてくれました。

こういう難しい注文、日本なら、そういうものを扱っているんだからできて当然、と思ったりしますよね?でも、私が想像するに、世界の半分以上の国では、多分「わかんないー」「できないー」とそのまま横にとばされるか他に行け、とあっさり言われるでしょう。でも、時間がかかろうとも粘り強くやりとげたおばちゃんに私は感動すらしました。ほんとは、ちゃっちゃと1分ぐらいでできなくてはいけないのでしょうが、、、(実際、他の大きい郵便局でもう一軒分やった時は、1分かかりませんでした)。

以前、クック諸島のラロトンガというところから船便を送った事があります。12月に出して、3月になっても来ないので、オランダから電話をかけて郵便局に問い合わせました。すると、「荷物?まだここにあるよ。次の船が来たら乗せるけど?」と何か問題ありましたっけ??という対応を受けました。結局その荷物は5月になったら届きました。そのクック諸島はタヒチのお隣り。やっぱり常夏の島です。ただし、ここはニュージーランド領、イギリス系です。今回、このクック諸島にも寄るので、2軒宿の予約をしましたが、どちらも即日返事がきました。こんなテンポの郵便局でも、まだまだ仕事は早いのです!

タヒチで国内線に乗ります。そこで、国内線の航空会社のホームページでオンライン予約しようと思いました。航空会社で、しかもそんな設備があるから、使えると思うじゃないですか、二度送っても返事来ませんでした。来たのは36時間以内にお返事しますよー、という、自動メッセージだけ。うむむむ。問い合わせメールも返事なし。フランス語じゃないと駄目かと思い、フランス語でも送るが駄目。結局タヒチまでの航空券をとってもらったオランダの旅行会社に言ってとってもらいました。1万円ぐらい余分にかかったけど、まあしょうがありません。ストもキャンセルも日常茶飯事らしいと聞いて、少々びびってますが、それはイースター島でもラロトンガでも同じ事。

ちなみに、タヒチの宿とりでヒーヒー言っている間、イースター島からも返事一切ありませんでしたよ。うちのメールが壊れているかと思ったぐらい。まあ、南米は、宿はいくらでも空港の専用ブースで見つけられるんで心配はしてませんが。タヒチの小さい島だと、宿の数がものすごく少ないので、下手すると飛行機はガラガラでも宿は一軒も空いてない、という状態になってしまうので、いきあたりばったりの旅行は危険だと思ってがんばって予約とっていたわけです。

この南の島の旅行から帰ってくるのは、1月です。「各国いまどき報告」2月分では、どんな旅行だったかお知らせできると思います。ちなみに、イースター島をイースター島と名づけ、発見した事になっているのはオランダ人のヤコブ ロホフェーンという私が住んでいる村出身の人です。 オランダ人にも実は縁がちょっとはある場所なのですよ。それでは、行ってきます。

画像上:庭のダリア。温かかったからか、まだしつこく咲いています。綺麗ですけどね。
画像中:麦もぐんぐん育っています。手前の牧草と境目がわからないほど。
画像下:うちの風呂の出窓においたサボテン。寒い国でもよく育っています。種から育てて15年、小さい野球のバットぐらいな大きさになりました。ほとんど水も肥料もやってないのに、よくそだつものです、、、。畑の作物はそうはいかないですけど。


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