■病院へ 2005.11.21 update

長雨が続いたわけでもないのに、うちの裏庭の芝生がキノコ狩り会場のようになっていました。やたらとでっかいんですが、これって食べられるんでしょうかね? とりあえず、なめくじに食べられたような跡はあるので、毒はないようですが。

さて、旦那が足をくじいてしまいました。今は砂糖大根の収穫が終ったところで、そのあとを耕している時に畑を歩いていてグキっとやってしまったようです。みるみるうちに腫れてきました。パキッと音がしたようで、もしや骨でも折れているんじゃないか?と病院へいってきました。

オランダでは、まず意識がある限り、ホームドクターのところへ行きます。そこで、どこの病院の何科へ行くのか、紹介状を書いてもらいます。私立の病院はありません。すべて公立、国立です。いきなり病院へ行く事もできますが、この手続きをふむように、という事がどこの病院でも指示されています。

その日は土曜日で13時半だったので、ホームドクターの診察はありません。。次に始まるのは月曜日なので、それまで待てない場合は病院の救急窓口へ行きます。私も前に夜の10時も過ぎた頃、チームでバレーボールの練習中、足首を捻挫して救急窓口へ行きました。

オランダで、問い合わせなどで会社や役所に電話すると、電話をまわされる度に、最初から事情を説明しなければならないのですが、病院でもやはりそうでした。救急窓口では、患者本人が、どこでどうしてどうなったかを説明、住所・氏名・電話番号および村の医者の名前などが書いてある病院カードを出します。まあ、保険証のようなものです。どこの会社で保険をかけているかわかります。

出かけ先で怪我した場合やその時持っていなかった場合でも(普通はそんなもの持ち歩きませんよね)まあ、時間が余計にかかりますがなんとかなります。そこで受け付けの紙をもらって診察室の前で待ちます。待合室にも、ハウスドクターに行くように、というポスターがはってありました。それはそれ、行けばなんとか見てもらえます。勿論、事故などで意識がない場合は、救急隊員の人が説明したりしますが、基本的に受け付けは熱があろうと痛かろうと本人がやります。ひたすら待ちます。どこかで誰かが叫び声をあげたり、救急車で意識不明の人が運びこまれたりしています。

ぼーっと待つ事30分ぐらい、全然混んでるようには見えないですが、やたらと時間がかかります。やっと医者のような人が現れ、診察室のほうへ案内されます。ここでまた、どこでどうしてどうなったかを説明します。すると、患部を特に詳しく見るわけでもなく、レントゲン室へ行ける紙をくれました。

更にぼーっと待つ事30分、レントゲン係のお姉さんが現れ、ここでまた、どこでどうしてどうなったかを説明します。部屋の中へ入り、ぱぱっと2枚のレントゲンを撮った後、撮ったレントゲンを現像しているのか何をしているのか、更にここで30分待ちます。

突然、向こうへ情報が行ったわよ、と言われ、診察室の前の椅子へ移動。ここで更に30分待ちます。向かいの席には、コルフボール(バスケットボールのような、オランダで盛んな競技)で突き指して骨が出た青年がいて、さっき聞こえた叫び声は、はずれた骨をドクターがうまく戻せなかった時の彼のものだったようです。指が思い切り変形し、見ているこっちまで痛くなりそうでした。他には、サッカーで捻挫した少年、どこかから落ちて背中の骨がずれた幼児、どこが悪いかわからないけど、全てが調子わるそうな老人なんかが坐っていました。

やっと順番がきて、診察室へ再び戻り、また違う医者なので、どこでどうしてどうなったかを説明。忍耐力がいります。今度はさっきと違って、どういう状態なのか説明があり、3日は動かず安静に、歩けるまで5、6週間はかかる、という事でした。ギプスではなく、強力な伸縮包帯を巻く、という事で、更に他の人が来て巻いてくれるまでに30分。ひたすら待ちます。そして、やっと到着したその人にも、どこでどうしてどうなったかを説明。ゆるんできたら巻き直してもらわないといけないのですが、ホームドクターでは巻けない人もいるので、できる人をホームドクターに予約してもらえ、という事でした。

というわけで、日本の病院って何ててきぱきしているんだろう、とあらためて思った土曜日の午後でした。いいかげん説明もするのにも飽きた病院での2時間半でした。ちなみに、松葉杖の使用料は一週間500円ほど。買い取りだと4000円 ほどです。

画像右上:このでっかいキノコは食べられるんでしょうか? 蛍光オレンジのゴム木靴と大きさを比べてください。
画像左上:みるみるうちに腫れてきた足。
画像右中:病院では、順番が来るのを忍耐強く待たなければなりません。
画像左下:2時間半が経過、ようやく伸縮包帯を巻き終えました。
画像右下:歩けるまで5、6週間はかかるとの診断。


<<もどる