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家の前のポプラ並木がどんどん緑になってきました。ポプラというやつは、最初は茶色い葉が生えてきて、どんどん緑になる変な木です。普通、黄緑の若葉が生えてきてから濃い緑になり、やがて茶色になりそうな感じがしますが、ポプラは逆です。秋がきて葉が落ちるとまた茶色になりますが。最初、あまりにも並木が茶色い葉でいっぱいなので、枯れているのかと思ったら、どんどん緑になってきたので、変な感じがしました。気がついてから10年、毎年見てますが、やっぱり変な感じがします。
さて、連休はどうお過ごしでしたか? 私は家でだらだらと寝てばかりいました。3月に、バレーボールの試合中、右ふくらはぎにぷちっと線が切れるような感じがし、いやな予感がしました。とりあえず、痛いので、その後、体育館の医務室で手当てしてもらいました。試合は毎週のようにあるし、私の所属するチームはメンバーぎりぎりしかいないので、大丈夫かな?と思いつつ5週間ほど休んでいました。
しかし、痛くなくなったようなので復帰、1試合は大丈夫だったんですが、その次の週、それで油断したためか、ボールがぶつかるような衝撃とともに、ぶちっとまた切れてしまいました。前回の比ではない痛み。まさしく、肉離れ。ふくらはぎの筋肉断裂、というやつです。肉離れというやつは、とにかく休んでいるしかないので、前回の時は医者にも行かず、ひたすら家でじっとしてました。しかし、今回はけっこうひどい感じだったので、医者に行ってみました。
オランダでは、怪我や病気の時、まず自分のホームドクター(大抵は同じ町の、指定されたエリア内にある)に行きます。そこで、風邪だろうが、骨折だろうが、妊娠だろうが、見てもらいます。そして、そこでそのドクターが、必要であれば薬を出してくれたり、病院へ紹介してくれたりします。直接病院へ出向いても見てもらえない事はないですが、手続きにものすごく時間がかかる上、予約もなかなかとれず、しかも保険があまりききません(かけている保険の種類にもよりますが)。一番安くて早い道が、ホームドクター経由なのです。なので、痛かろうが、意識もうろうだろうが、オランダ人は、とにかくまずホームドクターのところに行きます。
救急車は、日本と違って、かなりお金がかかるので、よっぽどの事がないと呼びません。道が混んでる地域というのが日本ほど沢山ないので、普通の車で運んだほうがよっぽど早いからでもあります。ドイツでも救急車は高いようで、デュッセルドルフに住んでいた私の友達が階段から落ち、それを発見した同じアパートの人に、薄れゆく意識の中で「救急車は呼ばないで」と、タクシーで病院へ行った、という事もありました。都会以外では、めったに救急車を見る事がありません。
夜間救急、という場合もあります。10年ぐらい前、やっぱりバレーボールをやっていて、夜11時ぐらいでしたが、ひどい捻挫をして、病院の夜間へ行ってレントゲンをとってもらいました。夜は、専門の医者じゃない人に見てもらわなければいけない、というリスクはありますが、レントゲンのように、誰がやってもまあ同じ、というものが必要な場合は、空いているのでかなり早く順番がまわってきます。
話をもとに戻しますが、今回私はホームドクターへ電話で予約をしていきました。予約をしているにもかかわらず、30分ぐらい待つのは普通の事です。歯医者でも同じです。中に入ると、普通はまず座って質問がきます。いつどこでどうしたか、熱があっても、お腹が痛くても一緒です。ま、私の場合は、話は診察台の上に寝転がって、となりましたが。前日に体育館の医務室でしてもらったテーピングはそのまま、ちょっとさわって、「あー、肉離れなので、安静にしててください。10日は痛いでしょう」という診察でした。
その時、私は風邪もひいていて、かなり熱があり、咳もしていました。風邪について聞くと、「まあ、3日もすれば熱もひくでしょう」と言われました。そろそろ花粉症のシーズンなので、と続いて聞きますと、どういう症状が出るの?と言われたので、目がかゆくて、鼻水が出て、くしゃみがひどい、と言いますと、「あー、それなら、薬出しときます」と言われました。特に、診察もありません。自分で説明しただけです。まあ、痛い思いをして症状を少し悪化させつつホームドクターに行ったご褒美に、花粉症の薬と、フィジオセラピー(理学療法)に9回かかれる処方箋(何で9回なのか聞くの忘れましたが)をもらえました。行った甲斐があったってものです、、、?
日本では、何かちょっと風邪、とか、ちょっと何かがあるとすぐ医者へ行きますよね。オランダでは、まず、よっぽどの事が無い限り、医者へは行きません。料金が高い、というのもありますが、根本的に考え方が違うのだと思います。日本ではわりと、「先生、とにかく治してください」という感じですが、オランダでは「こういう症状なのですが、どうしたらいいでしょう?」という感じなのです。やみくもになんとかしてくれるのを待つのではなく、自分でなんとかするためにアドバイスをもらいにいく、という感じです。
骨が折れていたり、あきらかにこの痛みは尋常じゃない、という場合は勿論すぐ医者に行きますが、なんとかなりそうな場合は、大抵は自分でなんとかしてしまいます。私の場合も、まあ、言われる事はわかっていたのですが、気やすめに何か自分が知っている以外の事を言われるかも?と行ってみただけです。風邪も花粉症も、ついでに聞いてみただけです。やっぱり、思ったとおりの事しかいわれませんでした。色々知りたかったら、自分で調べるしかないのです。幸い今はネットでかなりの事まで調べられますしね。
こんなオランダですが、日本より沢山の人がばたばた死んでいる、というわけではないのでこれでもなんとかなるんですね。むしろ、これに慣れると、たいした症状でもないのに日本人は騒ぎすぎ、という気分になってきます。人間が落ち着いていないと、こちらでは生活していかれないのかもしれません。
医者の言葉に納得できない場合は、勿論自分で他の医者に行く事もできます。ちゃんとその旨、保険をかけておく必要がありますが。うちの義父はかなり具合が悪くて吐いたりしていたのに、病院での検査が3ヶ月待ち、などという状態で(わりとどこもそんな感じ)、ベルギーの医者へ行って即日検査してもらいました。原因がわかって安心したのですが、もしこれが命にかかわる病気だったりしたら、下手すれば死んでしまいます。先生にまかせっぱなしではいけない、という意識はこのへんからもきているのかもしれません。
とりあえず、私の足は、10日を過ぎてもまだ痛いです。2週間たってもまだ痛かったらもう一度ホームドクターのとこへ行ってみようとは思いますが、多分、痛くなくなるまで安静にしてるしかない、と言われるだけでしょう、、、。自分でもネットで調べたんですが、とにかく安静にしているしかないようです。、、、オランダに住む予定でこれ読んで不安になった人は、日本で充分医者にみてもらってきてから来たほうが心の健康にいいかもしれませんね。
画像右上:うちの家の前のポプラ並木。
画像左上:生えてきたばかりの葉。茶色です。
画像右中:どんどん緑になっていきます。
画像左下:庭の隅に沢山咲いている名前を知らない花。
画像右下:庭のリンゴの花も咲き始めました。
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