■ホワイトアスパラガス! 2005.4.18 update

4月です。庭のクロッカスも終わり、水仙が満開、チューリップもそろそろ一番の見頃をむかえます。もし、今オランダへ旅行する予定があったら、是非、空港へ飛行機が着く直前に、窓の外を覗いてみてくださいね。チューリップがどーんと一面に見えますよ。空港の周りにも何万本もチューリップが植えられています。これは、鳥よけなんだそうです。正確に言うと、ネズミを狙う鳥よけ、だそうで、ネズミはチューリップの球根や匂いを嫌うのでこの一帯から出て行き、そのネズミを食べる鳥が空港周辺から少なくなる、と。

ここ何年かで、鳥が飛行機のエンジンに吸い込まれる事故が倍増したそうで、その鳥を減らすためには餌のネズミを減らそう、という事でチューリップの出番だったわけです。鳥が吸い込まれると、最悪の場合、飛行機は墜落します。その防止にチューリップが役立つなんて、面白いですね。もし、効果がそんなになかったとしても、綺麗だし、観光客にも喜ばれますしね。

さて、スーパーでホワイトアスパラガスを見かけたので、嬉しくなってすぐ買いました。私はかなり好きなほうで、ホワイトアスパラの季節にレストランに入ると、まずホワイトアスパラの皿があるか確認します。オランダでは、かなり気軽にスーパーに並んでいる野菜ですが、必ずレストランにある、というわけではないようです。探さないとたっぷり美味しいホワイトアスパラを出してくれる店はなかなかありません。ベルギーやフランスに行ったら、もしかして飽きるほど出てくるのでは?と思ったりしますが、どうなんでしょうね。一度、ブリュッセルのレストランでくどいほど確認したのに、出てきたのが缶詰でがっかりした事はありますが。

ホワイトアスパラは、けっこう昔からたべられてきた食材のようです。エジプトのファラオも食べていたと聞いた事があります。日本では缶詰しか食べた事がなかったのですが、私はもう14年も日本にいないので、最近ではもしかしてスーパーですぐ買えるものになってるのかもしれませんね。勿論、サイズが小さいほうが安いのですが、この間、日本の友達は、1キロ4000円程度(20本ぐらい)で北海道から送ってもらったと言っていました。これは、25センチ以上もある、けっこう立派なものだそうです。15センチぐらいの小さいものなら、その半額ぐらい。

私がオランダのうちの近所のスーパーで買ったものは、ギリシャ産 18ー26cm 500グラムでしたと書いてありました。立派な大きさですね。値段は15本ほどで5ユーロ(650円ぐらい)。日本のと比べると格安ですが、美味しかったですよ。オランダ産もこれからでまわってきます。土地が粘土質ではなく、砂が多めのでないと掘り出しにくいし育ちにくいので、オランダでは南のほう、ドイツよりの地域で沢山栽培されています。

なぜホワイトアスパラの値段が高いかというと、人間の手で掘り出さないといけない、という事。しかも、太陽のまだ出ていない早朝から。ホワイトアスパラガスがなぜ白いかと言うと、それは太陽を浴びていないから。もやしと同じですね。土を高く盛って、そこで育てているのです。土がほんの少し盛り上がっているところ、そこを目で見て、1本1本、掘るのです。

とにかく、人件費をおさえなければならないので、オランダでは無職の人をその作業にあてようとしましたが、きつい仕事なのでいやがり、そのかわり、ポーランドなどから時給400円から500円ぐらいで喜んで働く人たちがどんどんオランダに入ってきています。ドイツでも同じ状態なようです。日本のアスパラが高いのは人件費なのでしょうかね。

美味しく食べるコツはただひとつ。けちけちしないで皮をこれでもかっ!というぐらいしっかり剥く事です。直径が半分になっちゃうぐらいの勢いで。根元のほうをちょっと(1センチぐらい)切り落としたら、根元のほうから、長さの半分以上のところまでしっかりむきます。ちょっとでも剥き方が足らないと、食べた時にスジが口の中に残って、せっかくのアスパラが台無しです。剥きすぎちゃったかな?というぐらいで丁度良いです。

茹でるのは、柔らかいほうが好きなら7、8分ですかね。大きさにもよりますが。さっと茹でる、という感じでは、硬すぎると思います。ちょっと煮るぐらいな感じです。何度か試して、自分の好みな具合を見つけてください。茹でるお湯には、塩やレモン、または アスパラの皮を入れたり、色々なやり方がありますが、まさにお好みで。たっぷりのお湯さえあれば、ちゃんと美味しくなります。茹であがった後は、そのままあつあつを。すぐに食べられない場合は冷水にさっと通したほうがいいかもしれません。余熱でもっとやわらかくなってしまうから。

オランダでは、きざんだ茹で卵を使ったソースや、バターソースなんかをかけたりする事がありますが、やっぱり、美味しいアスパラは、塩と胡椒だけ、またはちょっとのマヨネーズだけ、というのがアスパラの味がよくわかって一番美味しいような気がします。ちょっとほろ苦いところが春っぽくて美味しいですね。ほんとは初夏の野菜なんでしょうが。

画像右上:市場に行ってきましたが、風がものすごく強くて人出もまばらでした。
画像左上:野菜と果物の屋台。今日はパイナップルが安い日でした。
画像右中:ホワイトアスパラガスは1キロで 7ユーロ50セント(1000円弱)でした。
画像左下:一束買ったらこれだけ入ってました。
画像右下:美味しく食べるコツは、けちけちしないで皮をしっかり剥く事。むいた後は、こんなに大きさが違います。


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