|
うちでは猫をいっぱい飼っています。農家なので、ネズミをとってもらうために納屋に住んでもらって、餌をあげるかわりに仕事をしてもらっているわけです。多い時で20匹近くいました。でもまあ、家の中にいるわけではなかったので、余り猫を「飼っている」という意識はありませんでした。どちらかというと、住んでもらってる、って感じで。
過去、家の中に猫がいた事はあります。オレンジ色の猫は、とにかく家の中に入りたがる猫で、出て行け、というと絨毯に爪を立ててつかみ、出て行かないぞ!という態度で臨んできました。うちの納屋で生まれたので、どこかの家の中で飼われていたという事もないのに、どうして家の中に入りたがるのか? 同時期に生まれた他の 6匹は全然そんなそぶりは見せなかったので、彼はちょっと変わり者だったようです。で、根負けして家の中に住んでもいい事になりました。その猫は10年ほど生きましたが、ガンで死にました。猫にもガンってあるんです。
次に家の中で飼う事になった猫は生まれたて2匹。沢山いた猫も、喧嘩して家出するもの、交通事故にあって死ぬもの、寿命がきたもの、色々あって、一時期 1匹もいなくなった事がありました。他の町に住む友達が「それじゃ、はいっ」とくれた猫は、まだ乳離れもしていないメス2匹。あまりにも小さいし、自分でトイレもできないほどなので、家の中に入れました。
それからしばらくは猫べったりの生活でしたが、半年たった頃、1匹にもうサカリがきて、1歳にもならないのに出産。猫の世界は人生なかなか早回しになってますね。まあ、羊も 1歳はしっかり大人ですが。その子供と共に家の中で飼うも、子猫を欲しい、という人が何人もいて、全部いなくなりました。と思ったら、今度はもう1匹の方も出産。先に産んだ猫はまた妊娠しているようでした。この調子で増えていったら、とてもじゃないけど家の中では無理。外猫がいなくてネズミがのさばってきたので、2匹共、出産を機会に外で生活してもらうようにしました。
その子供のうちの1匹が交通事故にあい、後ろ足を2本とも複雑骨折。外で生活はできない身体になってしまったので、今、家の中にいます。もう一生走ったり木に登ったりできませんが、それと引き換えにのんびりした家猫生活を手にいれました。この猫も、オレンジの猫同様、家の中にはいりたがる猫だったので、室内生活はそれほど苦になっていないようです。外を自由に走り回っていた猫は、家の中だけの生活には耐えられないのですけど。
足を手術した猫は、獣医との約束で、家の外には出さないようにしています。両足を4時間もかけて手術して、せっかく大金もかけて治したのに(日本と一緒で保険はききません)、また車にぶつかって死ぬなんて耐えられません。
うちはかなりな田舎なんですが、猫はよく交通事故にあいます。車なんてめったに通らないのに、どうしてぶつかりに行ってしまうのか、全然わかりません。車の方で猫を狙ってるとしか思えないほど頻繁にはねられます。家の裏手には何キロメートル四方も畑が広がっているのですが、家の道路の向こうにも同じぐらいの畑が広がっています。やはり、隣りの芝生は青いのか、あっち側に行きたいのでしょう。反対に、道路の向こう側の猫はこちら側にきますけどね。
そういえば、オランダの猫は、まっすぐな長い尻尾の猫ばかりです。尻尾が短い猫はまず見掛けません。日本では、短いのと長いのが半々ぐらいなようですけど。あと、オランダの猫ってどうも大き目なようです。人間も作物も大きい国に来ると、猫も大きくなってしまうんでしょうかね?
画像右上:べったり甘えるオレンジ猫。すみません、ちょっと邪魔なんですけど。
画像左上:両足複雑骨折の猫。手術のために毛を剃ったのですが、みんなに「早くパンツをはけ」と からかわれるぐらい元気になりました。
画像右中:ネズミ取りが仕事。死んだふりにだまされるな!
画像左下:パトロール中。羊さん、ネズミに餌かじられたりしてませんか?
画像右下:時には、ウサギと闘う事も! たしかにウサギも作物を荒らす動物ですが。
|