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うちへ遊びにきていた日本人の友達が、ニュージーランドで怪しいものを食べたといいます。彼女はニュージーランドで留学していて、その留学生仲間が作ってくれたカレーのようなものを食べて驚いたようです。また、逆に彼女が作ったカレーを食べてそのオランダ人が驚いたようでもありました。いったい何が原因かというと、それはピーナツソースです。
オランダは、昔インドネシアが植民地だったため、インドネシア料理のようなものが多くあちらから入ってきています。バミ(焼き麺)とかナシ(焼き飯)とかそのままオランダで通じます。ナシゴレンという言い方もします。インドネシア方面に行った事のある人は聞き覚えのある名前でしょう。で、サテというものがあります。焼き鳥のように、鳥肉が串に刺さってるものなのですが、それにはたいていピーナツソースがかかってます(ピーナツバターとは違います)。串に刺さない時も、庭でバーベキューなどする時は、またインドネシアの甘い醤油、ケチャップマニスに漬けて焼きます(ケチャップは醤油とかソース、マニスは甘いという意味)。その後、そのピーナツソースをどろっとかけて食べるのです。バーベキューでたいてい出される切ったフランスパンにつけて食べる事もあります。
前置きが長くなりましたが、ケチャップマニスでマリネした鳥肉と玉ねぎをフライパンでいためて、そこにピーナツソースをくわえて、それをご飯にかけて食べたりもします。一見、色といい、ソースの濃さといい、カレーライスにものすごくそっくりです。匂いはピーナツなんですけどね。で、友達がカレーだと思ってぱくっと食べたらものすごく違う味がして驚いたのが、オランダ人の留学生が作ったこれだったのです。そして、彼女が作ったカレーをこのピーナツソースだと思って食べたオランダ人もびっくりしたわけです。
このピーナツソース、似たような味のものが日本にもあります。岐阜県など中部地方で食べられている五平餅(ごへいもち)という、ご飯をつぶして平たく小判状にしたものを、割り箸より幅広の平たい串にくっつけて焼いたものについているタレ。これと味がそっくりです。特に、ご飯に付けて食べるわけなので余計に味がそっくりです。これにはピーナツやクルミなどが使われるようですが、ナッツを使ったソースなので似ているわけです。機会があったら食べてみてください。
なお、このピーナツソース、オランダのたいていの家に常備されていると思います。夏はバーベキューの季節、ケチャップマニスと共に、たいていのスーパーに売っています(売ってないところが無いぐらい)。
蛇足:オランダの中華料理屋は、看板をよーく見ると「チャイニーズ;インドネシア料理」と書いてあるところがほとんどです。日本の中華もかなり日本人向けにアレンジされていますが、オランダの中華はオランダ人向けになっているだけに、インドネシアテイストがものすごく入っていますので、食べたい料理がメニューに存在しなかったり、これが中華???というような料理がメニューに載っています。それはそれで美味しいのですが、オランダで中華らしい中華を食べたい人は、とりあえず、「チャイニーズ;インドネシア料理」とは書いてない中国語だけの看板を掲げている店にいくといいでしょう。ロッテルダムなんかには中国人で満員の美味しいところも沢山あります。
画像右上:バーベキューの番をする筆者。色々なものが焼けてます。
画像左上:夏と言えどもオランダは寒いので、ほとんどの人が長袖を着ています。
画像右中:うちは、炭をおこす時はエアーコンプレッサーを使います。ものすごく早いです。
画像左下:これがピーナツソース。味噌みたいですね。勿論、匂いはピーナツです。
画像右下:これが鳥肉と玉ねぎとピーナツソースの料理。一見、たしかにカレーっぽいです。
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