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日本ではきっと、もうとっくに終わった花粉症のシーズン。オランダでは実はこれからなんです。5月の初めぐらいからじわじわっと、目がかゆい、くしゃみのシーズンです。日本の花粉症の原因は杉花粉なんかがありますが、オランダには山がないので、杉の木はありません。あるのはポプラの木ぐらいです。
オランダ語で花粉症は「Hooikoorts」で、英語の「Hay fever」と同じ、干し草熱、と訳せます。原因が干し草、芝生、などの事が多いです。私も日本では花粉症と無縁でしたが、オランダの農家に嫁にきて、干し草の真ん中に引っ越したのでこちらで発病、良い薬は医者が出してくれますが、針灸治療もかなり普及していて、私も村の針灸医院にお世話になりました。オランダ人の女医さんで、中国に研修にも行ったそうです。この花粉症の季節、8月の初めまで続きます。
花粉症など、アレルギーになりやすい人、なりにくい人、色々いますが、小さい頃から家で動物を飼っている人はアレルギーが出難いそうです。私が住んでいる所は農家なんですが、昔は乳牛が沢山いて、今でも羊、鶏、鳩、猫なんかを飼ってます。犬もいました。なので、旦那はまったくアレルギーが出ません。適当に清潔すぎない環境だとアレルギーに対する抗体が沢山できるようで、農家の人にアレルギー出る人はめったにないようです。私もここに産まれていれば花粉症とは無縁の人生だったかも、、、。
そのアレルギーとはやはり無縁の隣りの家に子馬が産まれました。産まれて3日目に見せてもらいに行ったんですがもうかなり大きく、小さ目のロバぐらいあります。農耕馬なので、顔も胴体も足もものすごくしっかりしています。あまり農耕馬なんて見た事ない人が多いでしょうから、ちょっとだけ馬について解説しましょう。
馬は万歳するように、前足から先に生まれてきます。顔が長いので、あごがひっかからないように顔は前足の間に埋めてあごを引いた状態で出てきます。産まれた時から大きいので、少しでも出やすいように、肋骨なんかはかなりひしゃげて出てきます。出た後に立体に組みあがる感じです。人間の赤ちゃんの頭の骨が、外に出やすいようにブロックに別れてて動く、というのに似ています。
産まれて1週間ぐらいは、とりあえずお腹の外の世界に慣れるため、ミルク飲んで寝る、それをひたすら繰り返します。毎日40回から50回ぐらいお乳を飲みます。母親はずっと立っているので、ミルクを飲む時は立ちますが、それ以外はほとんど地面にべったり寝ているので、知らない人がみたら死んでいるのかと思うぐらいです。
馬のお乳は2つで、牛のようには大きくありません。お腹にくっつくような感じなので、全然目立ちません。人間で言ったらAカップな感じでしょうか(笑)。全然ぶらぶらしていないのです。
赤ちゃんは2週間目になるとやっと成長しはじめます。はっと気がつくと、いつの間にかどっちが親かわからないほど成長しています。そんな感じです。
画像右上:餌用ビーツ(大根のようなもの、3月15日のコラムで羊が食べていたものと同じ)を食べるお母さん。さすが口が大きいので丸ごとかじれます。農耕馬は顔がものすごく大きいです。リンゴとか、ジャガイモの皮なんかも食べますよ。少し離れたとこにいる大型犬がものすごく小さく見えます。
画像左下:これはお父さん。馬車をひいて運動してきたところ。汗びっしょりかいてきました。地面にしたたるほどです。犬とか猫とちがって、馬ははっきり体に汗をかきます。
 
画像左:産まれて3日の子供。かなり大きいですが、産まれた時とほとんど大きさはかわりません。ちなみに、横にいる女の人は身長180センチぐらいあります。
画像中:産まれて3日ですでにお母さんの体の高さの半分もあります。ちなみに、お母さんの尻尾は切ってあります。オランダでは昔は切るのが当たり前で、衛生上の理由によるものだそうです。現在では禁止されています。犬なども禁止されました。
画像右:母馬の向こうで、死んだように寝転がる子馬。1週間は寝てばかりです。草の上より土の上のほうが好みなようです。お母さんの体、かなりがっちりしているでしょう? 競馬馬とはかなり体型が違います。

画像左:子馬の頃は足がかなり長いです。長くてバランス悪いので歩くのにふらふらしています。
画像右:お乳はこのへんにあります。黒いテニスボールが2ヶくっついているようです。
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