■ギリシャのテレビ番組 2007.9.18 update

日本にいるときはテレビ番組のくだらなさに文句を言ったり、家族とチャンネルの争いをしてまでも見たい番組があったりした。いい意味でも悪い意味でも番組が充実していたのは確かだ。

ギリシャのテレビ。日本のテレビ番組と比べると、怖いくらいにのほほんとしている。他の国のテレビ番組ががんばっていろいろと製作してくれないと、ギリシャのテレビは放送するものがなくなってしまう。放送されているのは外国のドラマ、ドキュメンタリー、映画(B級映画が90%)がほとんど。夏休みともなると、ニュース番組以外はすべて再放送という具合になってしまう。

ギリシャのテレビでよくあるのが、画面をいくつかに仕切ってその中に人一人がアップ映るようにしての討論。同じスタジオにいる場合でも仕切られる。日本のように全員が映り、たまに顔がアップになるわけではない。こうなると、それぞれが相手を無視して話し出すので番組はうるさくて聞きにくい。司会者がまとめようとしてもそんなものを聞く人はいない。ギリシャでは言った者勝ち(たとえまちがえていても)。ただ見ているほうはうるさくて仕方がない。大体何か社会的に問題があるとニュース番組でもこのような討論の時間を長めに用意するようだ。今回のギリシャの山火事の後の討論もよく放送されていた。中にはとても偏った意見を言う人もいたりするようで、ギリシャ人の夫はまともに見ていない。

テレビのチャンネルについて。アテネの私の家で現在普通に見ることの出来るチャンネルは10個ほど。たくさんある地域のローカル放送は別として、主要な物の数としては日本と変らない。代表的なのは、メガ、アンテナ、アルファ。レベルがひとつ落ちてアルター、スターチャンネル。他に国営放送NETがある。

新しいテレビ局でスカイというのが出来たのだが、結構気に入っている。その理由は、海外ものの番組を流している時間がほとんどなのだが、新しいものを流すのでついつい見てしまう(例外としてこの局では、毎日「風雲!たけし城」を流している!)。そのほか、他の局では当たり前の「仕切り窓による討論」もないので、静かにテレビを見ることが出来る。

スターチャンネルはほとんどドラマ、映画を流すのみ。ニュースも芸能情報が主でなんだかやる気の見えてこないふざけたテレビ局という感じ。メガはドラマの視聴率もよく一番売れているテレビ局かなあと思う。ただ、同じ人気番組を何度も放送しすぎている。今年は、イリアスママラキという太ったおじさんの料理番組を何回も再放送しているのだが、去年から引き続き同じものを既に3回は見た。

ギリシャのテレビ番組は、ひとつのものが長い。朝6時前後から各局で始まるニュースとワイドショーが混ざったようなものは10時ごろまで続く。一人ないし2人の司会者が仕切っていて後半になるとおなじみの仕切り窓での討論が始まる。そのあとは13時過ぎまで、ワイドショー的なお気楽番組が続く(スターの噂話や料理など)。中でも面白いのは番組中にあるファッションショー。ウェディングドレスから下着まで! モデルの女性がセクシーポーズで登場する。提供しているお店の電話番号が画面に映り、下着や洋服の細部まで映し出している。

14時、15時からはニュースで、そのあと20時まではドラマの再放送やトークショーなど。20時からは各局ニュースで、そのあと21時、22時からのゴールデンタイムは映画やドラマが主。映画の間にあるコマーシャルは10分、15分と長いことが多く、120分の映画なのに全部見終わると3時間も経過していたということもよくある話。

家ではテレビの番組表は日曜版の新聞のおまけについてくるものを活用しているのだが、どうやったらこんなに多くの間違いができるんだろうと思うくらい当てにならない。放送時間はその日の生放送(スポーツだけではなくニュースも影響する) の終了時間によって異なってくる。そのため毎週見たいドラマがあって、ビデオ録画でもしようとしても逃してしまうこともあるというわけだ。

以上、ギリシャのテレビと日本のテレビの目立った違いをあげてみましたが、やっぱり日本のテレビ番組はお金もかけているし、いろいろ興味深いものが多く懐かしいです。

画像右上:スターチャンネルの天気予報は他局に比べてお天気お姉さんの様子が異なる。ブロンドで超ミニスカートの女性を起用している。
画像左2つ:仕切られたテレビ画面。それぞれが大声で話すとうるさくて仕方がない。チャンネルをかえても、大体同じ時間にはどこの局も同じようなものを放送している。
画像右下:外国ドラマや映画はほとんどがギリシャ語の字幕放送。ギリシャ語の吹き替えもたまにあるが、声優が一人で何役もこなしているのか、まったくしっくりこない。


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