■ギリシャと日本の夏の違い 2006.8.15 update

日本で数週間過ごした後、ギリシャに戻って来てこちらの暑さにびっくり。乾燥している分すごしやすいはずが、やはり気温が高ければ暑いものは暑いのです。よりによってこんな暑さの中、引越しをしたものだから冷房もあるはずがなく、冷房ががんがんに効いた日本からやってきたものとしては大きな違いにショックを受けています。今では結構な数の家が冷房を取り付けているギリシャですが、ひと昔前ドラクマが通貨だったころは、冷房を持っている家は少なかったようです。

さてこちらの人はどうやって暑い夏を乗り切るのか。2、3週間もの長いバケーションを取り海辺でくつろぐのがギリシャ人にとっての一番ですが、バケーション以外でのギリシャ人の夏の過ごし方で日本人から見ると?と思うものをあげてみます。

○服装よく日本のテレビで、今の若者がどんなに大胆な格好をしているかを面白おかしく紹介していますが、ぜひ一度ギリシャの若者も紹介してみてはいかがでしょうか。暑いので薄着になるのですが、年齢を問わずとっても大胆な格好をしています。
日本と違うところは、露出過度と思われるほど大胆に短いスカートや胸のはだけたシャツを着ていてもいやらしいと思わせないところです。みんな、もう暑くて暑くて仕方ないんだからという感じで着こなしているので、とても健康的です。日本でそのような格好(胸の大きく開いたタンクトップにショートパンツ。ヘソは出ている)をしていたら、じろじろ見られてしまうかもしれませんが、こちらでは当たり前なので、はじめはびっくりしていましたがもう慣れてしまいました。おなかが出ていてもみんな気にせず出しているので、とっても楽チンです。

○夕涼みある晩どこからともなく大音量の音楽が聞こえてきました。暑くて窓を開けているので、余計に音が大きく聞こえます。この時点で日本だったら近所迷惑だからやめなさいと誰かが注意すると思うのですが、ギリシャ人はこういうことではあまり短気に怒ったりしないようです。
その夜は平日だったのですが、深夜になっても音楽が途切れることなく、暑さと騒音で一晩中いらいらして眠ることができませんでした。どこの誰がこんなはた迷惑なことをしているのかと確かめるために、ベランダに出て音の発信源を探した結果、お向かいのベランダからということがわかりました。
ベランダにはおじいさんが一人いすに腰掛け、部屋に置いたテレビを見ていたのです。この音が騒音と鳴って我が家に届いていたのです。ベランダにテーブルセットがあるのが当たり前のギリシャでは、夏になると室内のテレビをベランダに向けてくつろぎます。テレビの音量をかなり大きくしないとよく聞こえないため、みんなわざとではないのですが、かなり大きな音にしてしまいます。その結果、その音が近所中に聞こえてしまうというわけです。

○ベランダの日除けギリシャの直射日光はとても暑く、その光を遮るだけでかなり暑さを軽減できる。マンションのベランダには日除けがついていて、夏になるとどのうちも日除けを広げている。日除けを広げると外からは見えないので、家の窓を開けることができる(ギリシャの住宅街にあるマンションは隣近所が大変近いため、部屋の隅々まで見えてしまうことが多々ある)。
昔住んでいた家は、東向きにベランダがあり前には遮るものが何もなく、日除けもついていなかった。午前中は直射日光が部屋に差し込み、夏場はやけどをするような暑さだったので、昼間でも光が入らないようにと鎧戸を閉めていた。今住んでいる家は同じく東向きなのだが、日除けがあり直射日光が入ってこない分大変快適に過ごすことができる。このとき初めて日除けの重要さがわかった。この日除けがなかったら、ベランダでくつろぐなんていうことはできないので、夏にはなくてはならないものだ。

ギリシャと日本の夏の違いを挙げてみたが、一番大きい違いは、ギリシャ人は夏になるとあまり働かなくなるということだと思う。近所のクリーニング屋、ケーキ屋、八百屋に魚屋、レストラン、1ヶ月の休みを取っている。人生楽しまなくちゃいけないのかな。

画像右上:海辺の女の子。アテネにいる子供たちは近くに海があるので、お母さんやおばあさんに連れられて海水浴に行く姿をよく見かける。海辺を走るトラムには、水着姿の親子連れがいっぱい。
画像左上:劇場。アテネフェスティバルが行われる古代劇場。日中は暑くても日が沈むと海からの風がまるで冷房のように感じられるほど涼しい
画像右下:ビーチ。やっぱりギリシャ人は浜辺で過ごす夏が一番お気に入り
画像左下:アテネの道路。暑さだけではなくバイクや車、人の声の騒音もひどい


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