■ギリシャの夏の過ごし方 2005.8.15 update

連日40℃近い暑さの中、冷房のない家に住む私は夏バテ寸前でした。今回は暑いギリシャでの過ごし方をご紹介します。暑いのは日本も同じですが、暑さの種類が違います。どちらがいいかといえば、やっぱり過ごしやすいのはギリシャのようなカラッとした暑さなのでしょうか?

私の家は東向きにベランダがあるため、朝7時には強烈な日差しが部屋に入ってきます。鎧戸を下ろして寝ますが、その隙間から陽射しがさしてくるのです。その陽射しを放っておくと、たちまち部屋は暑くなってしまいますので、朝は暗い部屋に電気をつけて過ごします。湿気がないので、こんなことができるんです。陽射しさえ入れなければ、日中の気温が40℃になる今日も、14時現在、冷房なしでもすごすことができます。

11時から16時くらいまでは用がなければ外は出歩きたくない時間です。陽射しが皮膚を焦がしているのがわかるくらい、暑いのです。私は大体朝早くから活動を開始します。ギリシャの人も、太陽が高く昇る以前に活動を開始し、日中は室内にいることを好みます。私の家はアテネ近郊のビーチのそばにあるのですが、夏の朝8時ごろのビーチ沿いを走るバスは海水浴客のため満員です。彼らは朝早く出かけ、12時ごろには引き上げます。12時ごろのバスは、濡れた水着の上にシャツを羽織った人でまた満員です。

13時から15時くらいがお昼の時間になります。私は一人なので、自分の好きなものを作ります。夏の間は暑さのため、部屋の温度を上げたくありません。なので、一人の食事はサラダ、ギリシャ風(または田舎風とも言う)サラダです。これはギリシャの夏野菜の定番、トマト(もちろん完熟)、きゅうり、ピーマン、レッドオニオン(甘い)を乱切りにしたものに、好みでミントやパセリなどの生ハーブを添えます。

ヤギのミルクで作られたボソッとしていて塩気の強いギリシャの食卓に欠かせないフェタチーズを加えることもあります。ダイエット中であっても、忘れていけないのがオリーブオイル。仕上げにサラダへ加えます。ちなみにギリシャ人はオリーブオイルであれば太らないと信じています。どの家庭にも数リットルオリーブオイルは必ず常備してあります。我が家は2人暮らしですが、常に3リットルはあります。

ギリシャ人の主人が休みの週末は、アテネから1時間くらいのところにある海岸沿いのサマーハウスへ行きます。ここでの生活は退屈ですが、とてもすばらしいものです。この家に時計はありません。朝、近所の鶏の鳴き声に起こされます。早朝は吹く風も涼しく、ベランダの木陰でボーっとします。近所のパン屋で、朝の昼用に焼きたてのパンを買い、ゆっくりと朝食を取ります。それにも飽きてきたら、お気に入りのビーチへ出発です。若者たちで賑わうビーチは、モデルのようなスタイルの若者で大賑わいです。家族連れや、静かなビーチが好きな人は別のところへ行きます。

この日、私たちが過ごしたビーチは遠浅の砂浜のビーチで、松ノ木がたくさんあるため、日陰もあり最高でした。数時間海の中に浮いて涼み、太陽に当たりぬれた水着を乾かしたり、新聞を読んだりしていい具合に疲れてきたら家へ戻ります。昼食はまた木陰においてあるテーブルでゆっくり取ります。この日は庭でバーベキューをやりました。炭で焼いた肉は大変美味です。たっぷり食べたあとはお昼寝です。

18時くらいに皆起きてきます。冷たく冷やしたスイカを食べてまたボーっとします。だんだん元気になってくるのです。21時になっても明るいから、日本では夜ご飯の時間なのに、何もせずボーっとします。それに飽きると、浜辺を散歩したりして、寝るのは23時過ぎになります。

これが私の夏の過ごし方です

画像右上:ビーチは週末ともなるとこの賑わいだが、平日はすいている。
画像左上:毎日飽きずに、そしてたとえ夏バテでもこれなら食べることができる。ただのトマト、きゅうり、玉ねぎのサラダですが、フェタチーズ、そしてオリーブオイルをたっぷりかけるとメインのようになります。
画像右下:ウゾやチプロというあるコールド40度以上の強いお酒の小さなボトルとつまみ。250ml入りのボトルを頼むと、小さいお皿に毎回違うおつまみが盛られてくる。お酒をたくさん飲むと、おつまみもいろんな種類が味わえるというわけ。何が運ばれてくるかわからず、当たりのときは嬉しいが、嫌いなものが来てしまうと、追加でもう一本お酒を頼んでしまう。
画像左下:友人たちとピレウス港近くのタベルナで。注文したものがテーブルに乗り切らず、椅子の上に置いたりするのは良くあること。画像を撮ったけれど、画面に入りきらない量でした。これらの食事を囲んでいる時間は22時過ぎです。


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