| ■ギリシャに生活して |
2004.12.13 update |
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ギリシャに生活して、日本人の真面目さ丁寧さ効率のよい仕事ぶりが懐かしい。先月は私にとって災難続きの毎日だった。ある朝、インターネットを繋げようとしたのだが(ちなみにギリシャは電話回線)、ちっとも繋がらずモデムの故障かなあと思った。普段、家を留守にすることが多かったり、大体の電話は携帯にかかってくるので、まさか電話が止められているとは気がつかなかった。翌朝、用事があり電話の受話器をとると、緊急以外の電話はかけられないというアナウンスが流れた。電話が止められたのだ。
日本では電話代、ガス代、水道代、電気代、そして家の家賃、ほとんどの人が銀行振り込みなどを利用していると思う。しかしここギリシャでは、なんでも現金主義のため銀行による振込みをしている人は少ない。請求書が送られてくると、わざわざ自分で銀行なり電話会社へなり払いに行くのだ。もちろん手数料も取られる。会社の給料も現金払い(貰う額が日本と比べたら少ないけれど)、仕事場には家の大家さんがわざわざ毎月家賃をとりに来るし(銀行に振り込むといっても、お金がいったん人の手に渡るということを不安に思う人が多いようだ)。とにかく手間がかかる。
ある日、電話の請求書が家に届いた。期限まで2週間ほどあったので時間の空いたときに払いに行こう(なんせ、郵便局も銀行も午後早くに閉まってしまうのでなかなか時間が作れない)と思い、机の上においておいた。すっかり忘れて、期日からぴったり20日後、電話は止められた。その間、何の通知もよこさずに。忘れてしまった自分が悪いが、何か割り切れない。その理由は、今年はじめ引っ越して新しく電話を引くのに1ヶ月以上待たされたからだ。申請をしてから1ヶ月だ。催促しても催促しても明日明日といって、結局1ヶ月以上。それなのに電話を止めるのはきっかり20日後。お金をとることは消して忘れないギリシャ人らしい。
もうひとつの災難はトイレ。私の住む家は築20年。はっきり言って築50年くらいに見える古い家なのだ。ギリシャ人は家の作り方も大雑把なので、古くなるとすぐに不便が生じる。日本人の私にとって耐えられないものだ。トイレが古かったために、水の流れも弱く少し匂っていたので便器ごと交換することにした。配管工事の人が来てまずやったことは、新しいトイレも見ずに古いものを破壊し始めた。壊し終えたあと、新しいトイレを取り付けようとして、サイズが違うから今日は無理だ、といった。なぜはじめからチェックしなかったのか。こうしてトイレのない一夜を過ごす羽目になったのだ。
配管工は悪びれた感じもなく、明日にはちゃんと直るから心配するなといって帰って行った。日本でこんなことはないと思うが、もしあったとしたら大変な騒ぎになるだろうし、工事の人が心配要らないと言って帰ることはありえない。
画像:各種領収書
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