■バルコニーも、部屋の一部 2004.5.17 update

5月に入りだんだんと春めいてきたこのごろです。外で時間を過ごすのが大好きなギリシャ人。けれど、毎日、毎日海辺のカフェでコーヒーを飲んですごすわけにはいきません。そんなギリシャ人のためにギリシャのアパートにはちゃんと広めのバルコニーがついています。古い家にはそれほど広いバルコニーはありませんが、新しい家はかなり広いものがついています。新しいマンションはかなり広いバルコニーがつけられているため、外観も大変洒落ています。

その広いバルコニーをどう利用するのか。まず、雨にぬれても大丈夫なようなテーブルと椅子を置くのは基本です。観葉植物を置く以外は別なものは置きません。天気がいい日や夕涼みのときに、外の景色を見ながらコーヒーを飲んだり、夏になるとかなりの人がバルコニーで食事を取ります。アテネの住宅地はアパートが密集して建てられているので、向かいの家から丸見えなのですが、そういうことはあまり気にしないようです。

頻繁にバルコニーを部屋のひとつとして利用するため、掃除もかなり徹底しています。私の家の向かいのアパートは数年前に建てられた新しいもので、バルコニーも広く、毎日羨望の目で見ているのですが、必ず誰かが掃除をしている姿を目にします。まず、床の掃き掃除、モップでの拭き掃除、手すりの拭き掃除、そして窓を拭いた後、雨戸まで雑巾で拭いています。これらを週に3、4回くらい行っています。床を掃いたりするのは毎日しているみたいです。

日本で窓の掃除など毎日している人に出会ったことはありませんが、ギリシャ人にとっては普通のことのようです。ギリシャはアフリカからの風の影響でとても埃っぽいのですが、確かに掃除を怠るとバルコニーの床には砂埃などがたまってしまいます。そうだとしても、彼らのように頻繁に掃除をすることは日本人の私にとってはかなり困難です。

夕方住宅街を歩いて家々を見てみると、一人でボーっと座って外を眺めているおじいさん、黙々と編み物をする女性、コーヒーを飲みつつくつろぐ若者、和やかな光景を目にします。


画像上:古い家のバルコニーは狭いけれどやっぱりテーブルは置かれています。
画像中:かなり広々としたもの、植木などが置かれています。
画像下:この家はテーブルといすだけ。ちなみにこの家の主婦は毎日掃除をしています。テーブルクロスまでかかっている。


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