■果物情報 2003.9.15 update

ギリシアの異常なまでに暑い夏が終わりに近づいてきました。今年は、天気が非常に良く、8月の間に雲のある空を見たのが片手で数えるぐらいしかありませんでした。さすがに日中の気温が40度を超える日は、夜になっても暑く、寝苦しい事がありました。これから徐々に、気温が下がっていき、寝苦しい夜は減っていくかもしれませんが、その代わりに時々降る強い雨と、昼と夜の大きな気温差がある日が続くことになるでしょう。これがギリシアの秋です。

しかし、日本と違い、ギリシアの秋は、はっきりこの時期からこの時期までが秋だと区切ることができず、なんとなく気温が下がって秋のようだ、と感じる程度です。雲のない日中の空の下を歩いていると、9月でも10月でも夏のように暑く、いつまでも夏が続いている、と思うこともよくあります。先日テレビを見ていたら、今年は12月まで暑いと気象学者が発表していました。しかし、テレビのインタビューの回答を聞くと、誰もそんなことは信じていませんでした。ギリシアの天気予報ほど当てにならない物はないと、ギリシア人自身も知っているのかもしれません。明日の天気さえ、よく間違えるのですから・・・

今年は夏の快晴が理由だと思いますが、果物が非常に甘く、おいしく育っています。今の時期は、スイカとメロンが中心です。レストランで、メインの食事を食べ終わったあとフルーツを注文すると、お皿に山盛りにされたメロンとスイカがよく運ばれてきます。今年はどこのお店で食べてもとても甘く、フルーツは大成功の年です。週に一度、近所で開かれる『ライキ・アゴラ』と言う青空市場では、山のように詰まれたスイカが何件も、他の野菜や果物、日用雑貨にまぎれて店に出ています。

この市場で買い物するときは大体1キロいくらと言う買い方をします。そうするとスイカは大体1キロ30セント前後(日本円で40円ぐらい)と表示されているので、大きいスイカ、大体20キロぐらいある物で、6ユーロ(780円ぐらい)で甘い、大きいスイカを購入することができます。しかし、20キロもの大きさになると冷蔵庫に入りきらない事が良くあります。そのような理由で、どうしてもスイカを買う場合は、たくさんの人が集まるときだけになってしまいます。20キロを食べるのは一人だと何日ぐらいかかるのでしょうか?私は試したことはありません!

その他の果物で特にお勧めできるのは、ブドウです。昨年は9月の収穫時期に大雨の日が続き、ブドウが全くおいしくありませんでした。そして、収穫量も少ないので値段も高くなり、ブドウ好きの私にとっては非常に悲しい年でした。しかし、今年は安くそして甘いブドウが徐々に出てきました。近所のスーパーでは1キロ1.30ユーロで、非常に甘く、種無しの緑色のブドウが出てきました。もしこのまま天気の良い日が続けば、ブドウはもっと安く、そして甘い、非常に消費者に都合の良いものが出てくるでしょう。今後、大雨が降らないことを祈ります。

ギリシアの作物も徐々に季節とは関係なく、年中同じ物が市場に出るようになってきましたが、やはり、果物や野菜はその季節に合ったものを食べるのが一番おいしく、そして一番安く手に入れることができます。日本ではなかなか季節感を食べ物から得るのは難しいので、こういう自然の恵みを直接肌で感じることのできるギリシアの市場を見るのは非常に楽しいです。そう、ブドウが終わる頃には、おいしいミカンが次の主役の座を待ち構えているようです!

画像上:ライキ・アゴラの風景
画像中:山積みされたスイカ
画像下:緑色の種無しブドウ、皮まで食べられます!


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