| 葡萄酒色の海、エーゲギリシア旅行の途中で『なんとなくおなかが減った、でもたくさんの量を食べられないから、レストランで食べるのはもったいない』という状況の時、便利なのが『プシトポリオ(焼物屋)』と呼ばれる、肉料理のお店です。プシトポリオも普通のレストランと同じように店の中に座り、サラダや一人前の肉料理などを注文することもできます。しかし、今回紹介したいのは簡単な食事として持ち帰りのできる『スヴラキ』と『ギロ』です。
スヴラキは、日本の焼き鳥のような物で、串に豚肉、もしくは鶏肉を刺して焼いた物です。味はとてもシンプルで、軽く塩と香草(特にオレガノ)をまぶし、好みによってはレモン汁をかけて食べます。もともとスヴラキというのは『小さな焼き串』という意味で、小腹がすいているときには1本、2本食べる、という感じです。スヴラキを頼むと、ほとんどのお店でパンが一切れついてきます。現在、スヴラキは大体一本1ユーロぐらい(135円ぐらい)です。
ギロは、スヴラキよりもちょっと量があるのですが、アラビア風ピタの中に肉と野菜を入れて、それを巻いて食べる物です。ギロは各お店によって少しずつ味が異なります。今回はこのギロのおいしいお店を見つけるための重大なポイントを、私の経験から述べてみます。
第一のポイント、肉の硬さ。これは、それぞれのお店の店頭で焼いている肉の様子を見ればなんとなくわかります。肉を焼く機械はお客の見える所でぐるぐる廻っています。そして注文されるとこの廻っている肉の塊を削って、それをピタで巻くことになります。このとき、肉は焼きすぎていると固くなり、ひどい時は焦げている時もあります。つまり重大なポイントは、『肉が焼けすぎていない』という事です。私の経験から見ると、お客がたくさん来て、数が出ているお店ほど、肉を焼きすぎる事が少なく、柔らかい肉を巻いています。つまり、ぐるぐる廻っている肉の表面の色を注意して見て下さい!
第二のポイント、ピタの焼き具合。ピタはほとんどのお店で市販のものを使っています。それを大量に購入して、冷蔵庫でしまっておき、注文されてから軽く油を塗り、温めます。この時、温めすぎるとピタは焦げて固くなってしまいます。このピタの焼き加減が丁度良く、ピタがふっくら柔らかいものがおいしいギロの最低条件となります。これは完全に作っている人の腕次第となります。残念ながら何秒温めればおいしいかというマニュアルは存在しません。
第三のポイント、野菜と肉の量。ギリシアの野菜は基本的においしいです。だからと言ってピタの中の野菜がたくさんで、肉の量をケチケチしている店は私の規準からすると下位に位置します。やはりギロの中心は肉です! ギロの中身は基本的にはトマト、タマネギ、ザジキ(ヨーグルトのソース)の3つ、それに各店によってピーマン、フライドポテト、香草や香辛料(特にパプリカ)などを使います。これらは注文したときに『全部(入れる)?』と質問されるので、もし何か嫌いな物がある場合は『○○○なしで』と言えば、嫌いな物を取り除いてくれます。
最近では、このギロにもいくつか新しい種類が出てきて、中にケバブを入れているもの、少し辛い物、羊の肉を使った物などがあります。もし、ギリシア旅行中に『これはおいしい!!』というギロを見つけたら是非、情報を提供してください!!
画像上:道路側から見たプシトポリオ(焼物屋)、肉を焼く機械が廻っています。
画像中:スブラキ3本、レモンとパンを添えて
画像下:これがギロ。ここのお店の物が私のお気に入り!
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