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3年前にポール・マッカートニーがペテルブルグでコンサートを行ったこと(「ポールが街へやってきた」)を書きましたが、この夏には、ローリング・ストーンズが来ました。6月5日にベルギーで始まったツアー「A Bigger Bang」の中継点としてペテルブルグがロシアで唯一のコンサート地となったのでした(ローリング・ストーンズは1998年にモスクワに一度来たことがあります)。
もともとこのツアーは、昨年催されるはずだったのですが、ギターのキース・リチャーズがフィジー島で休んでいるときに椰子の木から落ちて怪我をしたため1年間延期になったのでした。昨年のこの時期には街中にローリング・ストーンズのポスターが張り出されていたのを思い出します。1年前の予定ですと、ローリング・ストーンズのコンサート会場はキーロフ・スタジアムでした。ちょうど新しいスタジアム建設するために、古くなったキーロフ・スタジアムを取り壊す前で、ローリング・ストーンズのコンサートをもってスタジアムを閉めるはずだったのですが、結局コンサートが行われないままキーロフ・スタジアムは取り壊されました。
今年、コンサート会場として選ばれたのはポール・マッカートニーのときと同じくエルミタージュ美術館前の宮殿広場。ポール・マッカートニーのコンサートのあとで、街の歴史的中心でロックコンサートはいかがなものかと物議をかもしたのですが、オーガナイザーは音量を抑える等の策をとることで市、エルミタージュ美術館側と妥協したようです。ポール・マッカートニーのコンサートでは、エルミタージュ美術館の壁が揺れるほどの大音響を出していたのが、今回出せるのは85デシベルまでで、重低音も抑えるよう要求されました。結局85デシベル以上出しても、エルミタージュ美術館の壁には45デシベルまでしか届かないよう音響設備を工夫したようです。
音響設備、ステージ他、コンサート会場を作るための機材は60台のトラックで運ばれ、6日間かけて宮殿広場に4万人収容できる会場が設けられました。その半分は座り席で、後の半分は立ち席。チケットは1,000ルーブルから31,000ルーブルしましたが完売しました(約4,700円から146,000円)。今回、ロシアで一回だけのコンサートということで、モスクワをはじめロシア各地からローリング・ストーンズファンの富裕層が集まったようです。実際、高級ホテルの前にはモスクワナンバーの車が多く見られました。ロシアの有名政治家やスターもこのコンサートを聴きに来ていたとニュースで報道されていました。
コンサート当日は1日不安定な天気でしたが、コンサートが始まる前に雨が上がり、虹も出ていました。もっとも、ミック・ジャガーは、雪が降ってもコンサートは行うと言っていたので、ファンは天気のことは特に心配していませんでした。コンサートは盛り上がり、4万人でSatisfactionを熱唱し、大成功に終わったそうです。
画像上:プルコヴォ空港に到着したミック・ジャガー
画像下:コンサートでのミック・ジャガー |