■サンクト・ペテルブルグG8サミット 2006.6.6 update

7月15日‐17日の日程で、サンクト・ペテルブルグ市にて先進国首脳会議が開催されます。そのため、今、市内では急ピッチで準備が進められています。ロシアが議長国となって、サミットを開くのはこれが初めて。国の威信がかかっています。日本やアメリカを始め先進国の首脳が一堂に集まりますので、それに伴って来る関係者、プレスの数も半端ではありません。

ペテルブルグに外国から首脳クラスの来賓があるのは、これが初めてではありません。個別でしたら、諸外国首脳がしょっちゅう来ていますし、3年前にペテルブルグが建都300周年を祝った時には44カ国からゲストを迎えました。

今回のサミット前の準備の様子は、その建都300周年祭の準備のときによく似ています。膨大な国家予算を使って、目につくところは兎に角キレイにしています。空港の滑走路、空港と市内を結ぶ幹線道路、空港と会議が行われるコンスタンチン宮殿を結ぶ道路の整備がそのいい例です。3年前、建都300周年に向けて、廃墟だったコンスタンチン宮殿を壮麗な宮殿に短期間で仕上げてしまったロシア人の能力に驚いたのを思い出します。今もそれに負けないスピードで街のいたるところで、道路工事、建物の修復工事をしています。日頃からこれだけ働けばいいのになんて思ったりします。

さて、サミットのようなVIPの集まるときに重要な問題といえば、安全対策が挙げられます。昨年スコットランドのエジンバラでG8サミットが開催されている間に、ロンドンで連続テロがあったのは記憶に新しいところです。ペテルブルグ建都300周年祭のときには、これといって大きな問題は起きませんでしたが、グローバル化に反対するグループがマクドナルドを襲撃する事件などが起こりました。また、ロシアの別の町からわざわざスリが出稼ぎに来て、逮捕されたりもしました。テロリストにアンチグローバリストに窃盗団。警察には頭の痛い問題ばかりです。

サミット開催までまだ1ヶ月以上ありますが、街を巡回する警察の数が確実に増えています。そのせいか最近は、街の中心でジプシーやホームレスを見かけなくなりました。先日は3年前にマクドナルドを襲撃したグループが別の件で警察に検挙されました。警察も日頃からこれだけ働けばいいのにと思ってしまいます。ただし、警察が活発に働くことはいいことばかりではありません。私は、自分ではそんなに人相は悪くないと思っているのですが、最近よく警察から職務質問を受けます。悪いことはしていないので直ぐに終わりますが、あまりいい気はしません。

3年前、建都300周年の一大イベントが終わると直ぐにお祭ムードは冷め、大々的な工事も一旦終わりました。完成しなかった工事さえ、宴の後は必要なくなったのか、そのまま放置されたものもありました。今回は、サミットが終わってもこの活気あふれるムードが続けばいいなと思います。

画像上:2003年(建都300周年)、スモーリニー聖堂の修復作業
画像下:2006年(G8サミット)、観光名所ペトロパヴロフスカヤ要塞内建物の修復作業。

【短信】こちらは白夜の季節となりました。日没は11時頃です。これからまだまだ日が長くなります。(5/25)


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