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ロシアにおける日本食ブームについては、以前にも書きましたが、その勢いはとどまることを知りません。先日、ある寿司屋に行ったのですが、なんと、そこは3階建ての建物の1階から3階までが丸ごと寿司屋でした。しかも夜になると毎日ほぼ満席に近い状態です。こんなに大きくて盛る寿司屋は、日本でも滅多にないでしょう。
こういったロシアの日本食料理店の最近の傾向として挙げられるのが、店のチェーン展開。中には、市内だけで既に40店舗以上をかかえる寿司屋チェーンもあります。これは、市内のマクドナルドの数より多いことになります。
また、最近は寿司を新たにメニューに加える既存のレストランも増えています。例えば、もともとイタリアンだった店が、イタリア料理を残しつつ、寿司メニューを加えるのが流行っているようです。イタリア料理店で日本食を食べるのは、ちょっとおかしい気もしますが、選べるメニューが豊富でいいかもしれません。
ここまでくると、どこで寿司を出されても驚かないはずですが、最近寄ったインターネットカフェのメニューにまで寿司があったときには、正直驚きました。日本人は、普通、インターネットカフェでは寿司は食べないでしょう・・・。ロシア人は、寿司が好きなのではなくて、日本食レストランの雰囲気がエキゾチックで、半分はそれを楽しみたくて寿司屋に行くのだと思っていました。それが、最近は和風とは程遠いレストランやカフェでも寿司が出されるので、ロシア人は、どうやら本当に寿司が好きなのかもという気がしてきました。
それを最終的に決定付けたのが、最近よく家のポストに入ってくる宅配寿司の広告。ピザ屋の広告なんて入ってきたことがないのに、宅配寿司の広告はよく入ってきます。今、市内にある寿司屋の多くが、宅配もやっているようです。また、スーパーなんかにもちょっとした寿司セットのパックを売っていることがよくあります。ここまでくれば、ロシア人の寿司好きは本物と認めるしかありません。
今、ロシアは、日本の次に寿司屋が多い国になったそうです。地方出身のロシア人の友人が、久しぶりに田舎に帰ったら、田舎町に寿司屋ができていて驚いたと話していました。モスクワ、サンクトペテルブルグといった大都市だけではなく、今やロシアの地方へ行っても寿司屋があるようです。
ロシアのことわざに「胃を通して異文化を知る」という言葉がありますが、寿司を通して日本文化の理解が深まればうれしいです。ロシアの地方で、どんな寿司が出されているのかちょっぴり不安ですけど・・・。
画像上:寿司屋“ワサビ”の店内
画像中:寿司が食べられるカフェバー“オールスター・カフェ”
画像下:宅配寿司の折り込み広告
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