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最近、経済が好調のロシアでは物価の上昇が激しく、こういった面では10年前に比べて随分住みにくくなってきました。衣類や電化製品、ブランド品などの高額商品にいたっては、日本の方が安く手に入る気がします。
そんな物価高のロシアでも、日本と比べたらまだまだ格段に安いのが、光熱費などの公共料金。例えば、一人暮らしの私が月にいくら公共サービスに払っているかといいますと、電気に月850円、ガス110円、上下水道600円、お湯420円、セントラルヒーティング(冬期のみ)1,200円、固定電話800円、その他管理費に1,600円で、しめて約5,600円。各種料金は、家の広さや住人の数によって変わります。私の場合は、1Kに一人暮らし。
さらに驚きなのが、ガス、上下水道(お湯も含む)、電話(市内通話)は、いくら使っても同料金です。つまり、メーターというものがないのです。さすがは、世界一のガス埋蔵量を誇る国です。太っ腹です。月110円でガスが使いたい放題! 水も使いたい放題です。ロシア人が歯を磨くのに、恐らくバケツ2杯分ぐらい水を使うでしょう(使うと言うよりは、垂れ流しているだけですが)。最近は、新しく建てられる家には、水道のメーターがつけられるようになったようです。希望すれば、古い家にもメーターをつけることができます。そして、今のところ電話もかけ放題です。市内にお友達や家族が住んでいる場合は、通話料の事は一切気にしないで好きなだけおしゃべりできます。ただし、これも料金形態の見直しが行われていて、地域によっては通話時間に応じた通話料を取り始めているところもあるようです。
私が月に約850円払っている電気料金ですが、実はこれも私の場合は定額なのです。といいますのも、私のアパートには、電気のメーターが無いから。ソ連が崩壊して間もない90年代初めの混乱期に電気のメーターを盗んで売ったり、くず鉄屋に出したりして稼いでいた輩がおりまして、私のアパートのメーターも盗まれてしまったのです。勿論、新しいメーターを買ってつければ済むことなのですが、850円で使いたい放題のほうが、電気料金を気にしないで使えるのであえてそのままにしています。それに、今年に入って電気代が値上がりするまでは、400円で使いたい放題だったのです。
環境保護団体に怒られそうですが、使いたい放題の電気ですので、惜しみなく使っていましたが、最近、そんな私に天罰が下りました。電気ストーブをガンガン炊いている時に、給湯器を点けたら電気が切れてしまいました。ブレーカーが上がったのかと思い、ブレーカーを調べると上がっていませんでした。どうやっても電気がつかないので、電気屋さんを呼んで見てもらうと、電線が電圧に耐えられずに焼き切れてしまったとのことでした。しかも、焼き切れたのが壁の中のどこかで、それがどこなのか壁を壊さないと分からないので、新しく一部配線し直さなければならなくなりました。今まで、電気、ガス、水を湯水のように使ってきたので、罰が当たったのでしょう。これからは、このロシア的なエネルギー資源の大量消費(浪費)生活を見直して、環境にフレンドリーな生活に切り替えなければと改めて思いました。
画像上:盗まれて電気メーターが無い私の23号室
画像中:壁に穴を開けて新しく引いた線(ほぼ中央)
【短信】春の訪れはまだまだ先になりそうです。(3/22)
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