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毎年大晦日の晩は、友達の家に集まり皆で楽しくおしゃべりしたり、ゲームをしたり踊ったりして過ごしていました。酔いを醒ましに少し外に出ることもありましたが、基本的には家の中でした。外に出ない一番の理由は単純、寒いから。それが今年は、異常気象で年末になんとプラス1℃。ここ数年の年末はマイナス15℃からマイナス25℃だった事を考えると、とんでもない暖かさです。こんなに暖かくいい天気なのに、家の中にいたらもったいない。というわけで、2005年の大晦日は、新年を迎えに街の中心へと繰り出しました。
大晦日の晩11時ごろから街の中心が歩行者天国となり、新年を外で迎える人達でにぎわい始めました。街の中心4ヶ所に特設ステージが設けられ、アーティストを招いて様々な催し物が行われました。各ステージに特徴があったので、自分の気に入ったスタイルの音楽やアーティストでステージを選ぶ事ができました。
私たちが選んだのは、ヴァシリー島の岬に設けられたステージ。なぜなら、このステージにマロースおじいさん(ロシア版のサンタクロース)が来るという情報があったから。11時半ごろマロースおじいさんが会場に現れました。新年の5分前まで、マロースおじいさんと共に岬にあるロストラの灯台に灯をともしたり、司会者のトークで繋ぎました。そして、11時55分になると毎年恒例、大統領の年末の挨拶が始まります。これは、家で祝う時も同じです。テレビで大統領の挨拶を聞いて、モスクワのクレムリンの大鐘の音を聞いてシャンパンで乾杯。私たちは、大画面に映されたプーチン大統領の挨拶を聞いて、それから少したつと、大画面に映し出されたクレムリンの大時計が12時を指し、鐘が鳴って乾杯。
ロシア人は、大雑把な性格で、時間にも結構ルーズだからか、新年になるまでのカウントダウンというものをやりません。ですので、私は毎年新年になる瞬間を逃し、何ともやるせない気持ちで新年を迎えます。今年もまたその瞬間を逃しました。クレムリンの大時計には、秒針がないので、気がつくと鐘がなっているのです。しかも、誰かが自分の時計を見ながら3・2・1とカウントダウンし始めるのですが、合わない事が多く、それに一つ目の鐘がなると、今度は鐘の数を数え始めるものだから、3・2・1・ボ〜〜〜ン・2・3・4・・・と気がつくと一緒に鐘の数を数えている自分がいるのです。今年も皆で、「えっ、もう新年?」「鐘が鳴り終わったら新年ちゃうん?」などと新年早々ボケていました。
新年になると、マロースおじいさんからアーティストへとバトンタッチされ、歌やダンスが始まりました。いくら暖かいと言ってもプラス1℃ですから、ただ立って見ているだけでは寒くなります。新年になる前から踊っている人もいましたが、シャンパンが入って気持ちよくなって、ステージ周辺はオープン・ディスコとなりました。私たちは、疲れて2時半頃会場をあとにしたので結末は見ませんでしたが、このニューイヤーの催し物は朝4時ごろまで続いたようです。11時から4時まで踊り続けるロシア人・・・恐るべし。今年が皆様にとって良い年でありますように。
画像上:大画面に映し出されたクレムリンの大時計。手前、青いガウンを着て魔法の杖を持っているのがマロースおじいさん
画像下:ヴァシリー島の岬特設ステージ
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