■ロシアを震撼させた日本のニュース 2005.7.4 update

ロシアで報道される日本のニュースは、大きく分けて2種類。災害などのニュースと、ハイテク製品のニュース。トップクラスの政治家が訪日でもしない限り、ロシアで流れる日本のニュースといえば、殆どこの2種類に限られます。ですので、一般庶民の日本観、日本についての知識はごく限られたもの、しかも偏ったものと思っていただいていいでしょう(日本で報道されるロシアのニュースも偏っているので、人の事は言えませんが)。

ロシア人は新しいものが好きならしく、日本で新しいハイテク製品が開発されると、それがニュースになることがよくあります。しかし、報道のされ方に問題があるらしく、開発=発売、即普及と思ってしまう人が多く、予期せぬ質問をされる事がしばしばあります。

例えば、先日、車を運転していて道を譲ったところ、道を譲られた車がお礼にテールランプを3回ほど点滅させました。それを見ていた助手席に座っていたロシア人は、日本では車の後部に尻尾がついていて、こういう場合は尻尾を振って御礼をするんだろう?と妙な事を言うのです。よく聞くと、尻尾を振る日本の可愛い車をニュースでやっていたので、日本ではそれが普通だと思っていたようでした。一瞬、ちょっと日本へ帰らないうちにそんなものが普及しているのかと思いました。後で確認しましたが、私の知り合いの日本人の間では尻尾つきの車に乗っている人はいませんでした。

また、あるロシア人の友人は、別のニュースを見てこう信じ込んでいたようです。日本の車には、アルコールセンサーがついていて、ドライバーの吐く息からアルコールを感知するとエンジンがかからなくなる。確かにこれは素晴らしい発明で、普及していてもおかしくないと思ったので、ロシアの車にもつければ事故が少なくなるのでは?と聞き返したところ、そんな余計なセンサーのついた車はロシアでは売れないだろうとのこと。それに、仮にこのセンサーがついていても、ロシア人なら息を止めてエンジンをかけるなど、センサーをだます方法を直ぐ見つけてしまうに違いありません。

最近、私を一番困らせた日本のニュースと言えば、「ガードレールの金属片」について。普段、インターネットで日本のニュースには目を通しているのですが、このニュースは私の注意を引かなかったのか、まったく読んでいませんでした。そんな時にロシアのテレビでこのニュースが流れたらしく、その後、何人ものロシア人から同じことを聞かれました。しかも、私はそのロシアで流れたニュースも見ていなかったので、彼等の言っていることがさっぱり分かりませんでした。

今でもこのニュースを見たロシア人が集まると、この話題ですごく盛り上がります。ある友人は、これは宇宙人の仕業だと言い張り自信満々。ただの金属片が、既にイギリスとかの麦畑に現れるミステリーサークルと同等の扱いです。日本では、とっくにほとぼりが冷めた後も、彼に会うたびに金属片の謎は解けたかと聞かれます。ロシア人は、こういった謎めいた話が好きな人が多く、この日本各地で見つかった「謎の金属片」は、ロシアでかなり話題になったようです。そのうち、ロシアで「謎の金属片」本が出るかもしれません。

画像上:飲酒運転防止ポスター
画像下:ミステリーサークル


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