| ■日本のトイレ、ロシアのトイレ |
2004.8.2 update |
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日本を初めて訪れたロシア人の友人に日本で何に驚いたか聞きましたところ、ハイテク便器という答えが返ってきました。
−トイレに入ると、便器のふたが勝手に開くんだぞ! ポルターガイストかと思ったよ。
−へぇ〜、それには私も驚くかもしれない。
−しかも便座がいつも熱いんだよ! 火傷するかと思ったよ。
−いや、それは温度を調節できるはずだけど。
−他にもわけの分からないボタンが沢山ついていて、面白いから押したら下の方から水が出てきてビックリしたよ。
−ハハハ、君がパニクッてるところを想像しただけで笑えるね。
−いや、笑い事じゃない。よく聞け! このハイテク便器をロシアに輸出したら、大ヒット間違いなしだ! 一緒に大儲けしないか?
−ちょっと待て、君の国のトイレには便座すら無いことがあるじゃないか。こんなハイテクトイレは時期尚早だろう。
−いや、確かに公衆便所には便座がなかったり、ドアがなかったりするが、一般家庭のトイレは清潔で、ちゃんと便座もある。我々のターゲットは一般家庭だ!
−我々って・・・
私もロシアへ来た当時、こちらのトイレ事情には驚かされました。空の玄関シェレメチェヴォ国際空港の薄暗いトイレにも便座はありませんでした。大抵の公衆トイレの便器には便座がなく、ロシア人は一体どうやって用を足しているのか不思議でした。親しくなったロシア人にこの質問を投げたところ、どうやら二つの方法があることが分かりました。
一つは、便器をまたいで半立ちの状態でする。これにはある程度長い足と脚力が必要です。小柄な日本人には少し辛いでしょう。もう一つは、便器のふちに載って、そこでしゃがんでする方法。これにはバランス感覚が必要です。公衆便所の便器のふちによく靴の跡がついているのは、このせいです。一度、スケート場のトイレで、「スケート靴を履いたまま便器に載らないように」という張り紙を見た時には、そんな奴いるかっ〜とツッコミを入れるとともに、そんな器用な奴いたら是非見てみたいというどうしようもない衝動に駆られました。
地方へ行くと、ドアのないトイレがよくあります。最近の新しい学校はどうか知りませんが、一昔前の学校のトイレには、便座どころか個室のドアがありませんでした。便器と便器の間に1メートルぐらいの高さの境があるだけのとてもオープンなトイレでした。日本の子供たちに是非見てもらいたいです。これを見たら、小学校で「〇〇ちゃんが、う〇ちしてる〜」なんて、からかったりしなくなるでしょう。基本的に、学校のような無料のトイレには、トイレットペーパーなんて無いのが当たり前です。私が通っていた大学のトイレにもいつもトイレットペーパーは無く、よく便器の中には流れなかったノートの切れ端や新聞紙が浮いていました。何か無ければ、有るもので済ませるのが基本です。
画像上:レストラン「マトロースカヤ・チシェナ(水夫の静けさ)」のトイレ
画像下:野外イベント会場に設置された仮設トイレ
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