| ■日本食について |
2004.6.7 update |
|
私はロシアに来て最初の年、ホームステイをしていました。家での食事はいつもママさんが作ってくれていました。もちろんロシア料理です。毎日ロシア料理です。飽きます。日本食が恋しくなったこともありました。しかし当時、日本料理は高級料理で、学生にとっては高価すぎました。高いといっても、日本より少し高いぐらいだったと思いますが、物価が安かったので、極端に高く感じました。
その当時、ペテルブルグにあった日本食レストランといえば、「京都」、「フジヤマ」、「将軍」、「桜」くらいでした。それから少しずつ増えてきて、今、市内に日本食を出す店が何件あるか分かりません。モスクワでは、400軒に迫る勢いのようです。これだけあると、電話帳で店の名前を見ているだけで楽しくなってしまいます。「わび」、「竹」、「銀座」、「銀の滝」、「焼き鳥屋」、「乾杯」、「かまど」、「わさび」、「ヤクザ」、「桃山」、「米と魚」、「お寿司」、「とんぼ」、「寿司プラネット」等など。全部、実在する店です。
ただ、どこでも本当の日本食が出されるかと思うと、そうでもありません。焼きそばが、普通の日本そばをゆでて、それを焼いたものだったりします。 日本人の料理人をおいているところはまれで、高級レストランに限られます。しかし、日本人に似たアジア系のロシア人は、殆どの店にいます。店員の採用条件にアジア系としている店さえあります。ロシア人にしたら、日本人も韓国人もブリヤート人も一緒に見えるのでしょう。
また、ある店では、客が入ってくると店員が「いらっしゃいませ」と日本語で言うように教育されている店もあります。最初に誰かが「いらっしゃいませ」と言うと、それに続いて他の店員も言うのですが、よく聞いていると適当に言っている店員がいて笑ってしまいます。「いらっしゃいましゃい」とか「ございまっしゃい」とか。
私がホームステイしていた家族に、当時たまに日本食を作ってあげたことがありました。寿司は、新鮮な材料が手に入らず、スモークサーモンか何かで代用しました。本当は生の材料を使うのだと説明したところ、生の魚なんて恐くて食べられない。手に入らなくてよかったなんて言っていたはずなのに、最近会ったら、安くて美味しい寿司屋はどこか?巻き寿司はどうやって作るのだ?などと聞かれました。あれだけ恐がっていた生魚も今では平気なようです。それだけ寿司がメジャーになったということでしょう。
画像上:「いらっしゃいませ!」がこだまする「銀の滝」店内。壁には、「サンクド・ペテルブルグ 建都三百周年記念」であろう日本語が。漢字部分は容易に判読できるのだが、カタカナはかなり???。
画像下:串焼きを調理している様子。でも、ちょっと火が強くありませんか??
|