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先日、友達の結婚式に招待され参加しました。ロシアで結婚式に参加するのは、これで4度目ですが、毎回違った雰囲気で、とても楽しいです。初めて結婚式に参加した時には、何がなんだかわからず、あっという間に酔っ払ってしまいました。ロシアに来てまだ間もない頃でして、お酒にも今ほど強くなかったのでした。結婚式から数日後に見せられたビデオで、自分が全く記憶にない行動をとっていたので驚いたくらいです。
さて、ざっとロシア風(ペテルブルグ風?)結婚式の内容を説明しましょう。結婚式前夜も何か風習のようなものがあるようですが、それには参加したことがないので省きます。結婚式は、大きく分けると二部からなっています。第一部は、結婚式場でのかしこまった儀式、第二部はレストランでの宴。結婚式当日、指定の時間に式場へ行きます。市内に3ヶ所ほど結婚式専用の宮殿がありまして、大抵の場合、その内の一つか、教会で行われます。一日に何カップルもの予約があり、30分〜1時間毎ぐらいに結婚式の予定が組まれているので、全員揃わなくても否応なしに式が進められます。
式の進行係が決まった言葉を述べ、新郎新婦と証人が婚姻登録書にサインし、指輪を交換して、出席者が新郎新婦に花束を贈呈して第一部は終わりです。その後もホールに残っていると、「次の式が始まるから」と追い出されます。第一部の後、新郎新婦は証人や親族と一緒にリムジンで市内の観光名所を回り、記念撮影をします。この風習があるため、暖かい時期に結婚式が集中します。ペテルブルグでは、青銅の騎士像の前、ネバ川沿いのスフィンクス、宮殿広場、スモーリニー聖堂の前でよく記念撮影をしている新郎新婦を見かけます。
記念撮影の後、レストランでの披露宴となります。レストランでは、新郎新婦の両親が黒パンと塩で主役を迎えます。この黒パンをより大きく噛みちぎった方が、家庭で主導権を握ると言われています。塩と黒パンの儀式が終わると、レストランへ入りますが、入り口前で招待客が新郎新婦に小銭や、麦、米を投げます。本当なら宮殿を出た所でも投げるのですが、それは宮殿側が禁止しているようです。
宴の進行は、大抵の場合それを専門職にしている人を招待して行われます。この司会者によって宴の盛り上がりが決まってきます。歌やダンス、ゲームが行われます。よくあるゲームとしてあげられるのは、「家事分担くじ引き」。これは、新郎新婦がくじを引いて、掃除や洗濯を誰がやるか決めるゲーム。「オークション」もよくあるゲームの一つです。新婦とダンスをする権利や、ウェディングケーキの一番いいところを食べる権利を競り落とします。今回は、ケーキの一番いいところが、300ルーブル(約1300円)で競り落とされました。
「新婦の誘拐」もよく起こります。宴の途中に新婦が突然いなくなり、誘拐犯から身代金の要求がくるのです。証人が参加者からお金を集めて身代金にして、新婦を救出します。勿論オークションや、身代金で集めたお金は、新郎新婦のものとなります。宴は、普通、流れ解散になります。新郎新婦は時間がくると、予約されたホテルへ向かいます。
結婚式の出席者は、新郎新婦に何か贈りますが、新郎新婦は引き出物を贈る義務はありません。但し、式や披露宴、リムジンのレンタル等で出費が嵩むことは確かです。ロシア人も年々お金持ちになってきて、結婚式も派手になってきているようです。私の友達は、結婚式の二日後、アラブ首長国連邦へハネムーン旅行に発ちました。
画像上:結婚式宮殿にて
画像下:レストラン前にて、黒パンと塩で迎えられる新郎新婦
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