■サンクト・ペテルブルグ建都300年 2003.11.3 update

今年は、サンクト・ペテルブルグ建都300年の年。プーチン大統領生誕の地ということもあり、国の予算を贅沢に使い、盛大な誕生日パーティーが行われました。規模もさることながら、招待客も半端ではありませんでした。44カ国の首脳が一堂に集まりました(小泉首相も来てました)。その他、市レベル、国レベルで大勢の客が招待され、まるで、誕生日と正月と天災が一度に起こった感じでした。

誕生日に招待されたからには、手ぶらで来るわけにはいきませんよね。勿論、各国から色々なプレゼントが贈られました。一番多かったプレゼントは、その国(贈る側)の英雄の銅像。ロシアと繋がりのある人物の銅像である事が多いのですが、中にはこじつけとしか思えないような物や、全く関係ないような物もありました。アメリカ、アゼルバイジャン、アルメニア、ベラルーシ、ブルガリア、ギリシャ、グルジア、カザフスタン、カナダ、ラトビア、モルドヴァ、ウクライナ、チェコ他が、銅像を贈っています。ちなみに、アメリカ合衆国が贈ったのは、ジョージ・ワシントンとジョン・ポール・ジョーンスの銅像(ジョーンスは、エカテリーナ時代にロシア海軍に勤めた海軍大将。しかし、エカテリーナによって国外追放されている)。

次によくあった贈り物は、ペテルブルグ市の観光資源への資金援助。エルミタージュ美術館の中庭は、デンマークの資金援助により整備されました。その他、ノルウェーが、ドストエフスキー博物館のステージを$75000かけて修復したり、ルクセンブルグが、ペトロパブロフスク要塞の警備司令部の建物の修復に寄与しました。

さて、日本は何をプレゼントしたかと言いますと、1000本の桜の苗木です。この寒いペテルブルグの地に桜なんて咲くのか心配なのですが、去年、日本からスペシャリストが土壌や気候を調査に来て決めたようです。苗は、寒さに強い北海道の品種。ここ9年ぐらい桜を見ていないので、とても楽しみですが、花見ができるようになるまでには15年はかかるそうです。苗木は、一時植物園に植えられ、育ってから公園に移されるようです。日本が桜を贈った他に、フィンランドがリンゴの木、ドイツが菩提樹を贈りました。

サンクト・ペテルブルグ市と大阪市が姉妹都市で、大阪からもプレゼントが届きました。大きな石の燈篭です。大阪城に使われている石と同じ採掘場所で取れた石を使って造られたそうです。オープンセレモニーには、大阪市長自ら参加しました。

フィンランド、ドイツから贈られた苗木、大阪から贈られた燈篭は、ペテルブルグ建都300年記念公園に置かれています。この公園には、他にも各国から贈られたけど、置き場に困ったプレゼントが陳列されています。そのうち、この公園も町の観光名所の一つとなる事でしょう。

画像上:桜の苗木を植えるところ
画像下:大阪市から贈られた燈篭


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