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ロシアで学生をしていて気づいたこと、それは学年が上がるにつれて学生ママが増えるという事。入学当初は、とりあえず周りの出足を見ながら勉強に励みます。2回生になるとカンニングペーパー作りに忙しくなります。3回生になるとアルバイトで忙しくなります。4回生になる頃、お腹の大きい学生を見かけられるようになります。
※ロシアの大学は5年制の所が多いので、この時期に妊娠してしまった学生は1年間休学するか、出産後すぐに学生復帰します。
そして最終学年になるころ、学生ママ率は最大になります。ワタシの通っていた教育大学(教育心理学部)では、約2割の学生が大きなお腹で大学に来ていました。彼女らは出産予定日ギリギリまで大学に通って学期末試験を受けるのですが、出産と試験期間が重なってしまった学生は、出産後すぐに大学復帰して試験を受けます。
試験では多くの場合妊婦さん優遇措置がとられ、「貴女は体が大変だからね」と試験も若干易しくなります。とりわけ出産経験のある女性教諭は彼女らにすこぶる優しくなります。...でも妊婦を嫌う教授もいて、その場合、科目をパスするのは大変そうでした。
ところで学生ママ達は結婚しているのでしょうか?
否。
もちろん個人差ありますが、できちゃった婚が多いです。同棲または週末婚または一夜限りの...などで妊娠発覚後、役所に届け出をして籍を入れ、結婚式を挙げるので妊娠が結婚のキッカケになっているような印象を受けます。
日本で「結婚」というと人生における一大イベント!ということで式や披露宴などに多くの客を招き最大級にお祝いしますが、ロシアでは友人らを集めてささやかなパーティをするだけ。こちらの結婚は日本で言うところの「デートしようよ」「そうね」くらいの気軽な感覚です。よって離婚率もとても高く、約70%の夫婦が離婚してしまいます。
これはまず学生は両親からの経済的援助なしには生活できないのでどちらかの親と同居になります。新婚夫婦が新居を借りて生活...というのはよほどのお金持ちでない限り無理です。同居と言っても両親のほか兄弟、祖父母が含まれる場合も多く、狭いアパートに大所帯暮らし。
そして最大の問題は浮気です。結婚という意識が軽いので浮気もけっこう平気なんですね。また、卒業後女性は育児・家事に加え仕事も始めますが、男性は仕事はそこそこにアルコールの量が増えるので、そんな男性にふがいなさを感じた女性がキレて、「別れる!」「おうよ!」と簡単に離婚してしまうのです。
学生ママの話に戻りますが、先日卒業試験の晴れ舞台で大きなお腹で論文発表したとある学生ママがいました。彼女は大学入学後すぐに一児の母になり、今は2人目の出産を控えています。論文は子供の命名というテーマで、名前が子供に与える影響やその効果などについて発表し、これから生まれてくる子が幸せになるような名前をつけたいと結んでいました。
安定した家庭と家族、そして大学卒業を無事に迎え、彼女は輝いていました。勉強だけでも大変なのに妊娠・出産・育児・家事をこなし、卒業までこぎつけた達成感は人一倍だと思います。どうか末永く幸せな家庭でありますように。そして未来の子供たちのために、ロシア人の結婚、離婚に関する意識が変わっていけばいいなと願わずにはいられません。
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