■戦勝記念日 2003.5.19 update

5月9日はロシアの戦勝記念日。第二次世界大戦、対独戦でのロシアの勝利を記念する日です。この祝日は元軍人の方々を敬う日で、軍服にジャラリと勲章をつけた元軍人の方々のパレードやコンサートが見ものです。街はお祭りムードに溢れます。

テレビをつけると戦争映画か元軍人へのインタビューや回想番組、軍人らを祝う歌謡番組など、とにかく戦争の過去と戦争で命を落とした軍人への敬意、そして勝利したという事実を繰り返し、繰り返し放送し、偉大な戦勝の過去を国民の頭に焼き付けます。

モスクワには戦後50年を記念してつくられた、戦勝記念公園があります。とても大きな公園の中には、兵士の遺品や戦争の歴史を綴った博物館や記念碑、教会があり、戦車や戦闘機なども多数見ることができます。また、公園内にはたくさんの噴水があり、緑の芝もドーンと広がっているので、ロシア人の憩いの場となっています。

今年は公園そばに新しく「戦勝公園」という地下鉄の駅が開通され、また20度を超える陽気も手伝って、公園はなんと50万人もの人手になったようです。とにかく人人人・・・!人を見に行ったのかしら?という感じでしたが、公園内ではアルコールは販売されておらず、危惧していた若者の暴動などはなかったので、安心して散策できました。残念ながら、新しい地下鉄の駅は技術的問題発生・・・ということで使用できなくなっていました、、なんともロシアっぽいというか、、、。

公園内には軍服にカーネーションを持った元軍人のおじいちゃんやおばあちゃんがたくさんいて、彼らは仮面ライダーかミッキー●ウスのごとき人気っぷり! 若者に記念写真をねだられ、笑顔で応じる勲章ジャラ〜リのおじいちゃんやおばあちゃん、とても温かい雰囲気でした。夜7時には1分間の黙祷。そして夜の10時には、ロシア各地で盛大な花火がドドーンと上がりました。

戦争を知る世代はどんどん少なくなっていますが、これらのイベントは歴史を伝えていく上でとても重要です。お祭りのような明るい雰囲気ではありますが、このイベントの意義は戦争により命を落とされた方への追悼及び、今後このような恐ろしい戦争が繰り返されない事への願いが込められています。ロシア人と共に黙とうした5月の空でした。

画像右上:戦勝記念公園内の特設ステージでの演奏の模様
画像左上:ベテランと呼ばれる元軍人の方たちが、若い子と仲良く記念写真におさまる。
画像右下:対独戦で使われた戦闘機や軍艦などの展示と、それを見るために集まった大勢の人々
画像左下:部屋から見えた花火

【短信】「スター誕生番組」(4/17掲載)はその後、アフリカ人が脱落者にノミネートされたのですが、視聴者投票によって助けられ、しっかり残ったんですよ!彼のステージはたいへん明るく楽しく歌って踊っていて、とても好感がもてました。ともにロシアに暮らす外国人として、ああやってガンバっている姿を見るとうれしくなってしまいます。


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