■ポップスコンサート 2002.11.18 update

先日モスクワで、ダレン・ヘイズ(元サヴェージ・ガーデンのボーカル)のコンサートがあったんですが、客の入りはとても少なかったとか。劇場占拠テロによって市民の恐怖は頂点に達していた時期だけに、人出に影響があったものと思われます。

ところでコンサートに関して、日本とはずいぶん勝手が違うモスクワ。今回はモスクワのポップスコンサートの様子を紹介したいと思います。

まずはチケットの入手方法。有名どころの外人歌手の場合、電話予約のみという場合が多く、街のあちこちに貼り出される宣伝広告に書かれた番号に問い合わせて席を取ります。チケットは指定された場所へ取りに行くか、宅配してもらいます。また、「劇場キオスク」と呼ばれるチケット売りの小さな店が地下鉄内やその付近にたくさんあり、そこで直接チケットを買う事ができます

チケットの値段は人気によってケタも違います。一番安いもので約400円くらいから。上記のダレン・ヘイズは約2400円のチケットが一番安く、高い席は15000円くらい。コンサート会場では入場の際に一人一人のカバンの中身チェックがあって、ビンや缶の持ち込み禁止の他、プラスチック入りの飲み物を没収される所も。危険防止の為のようです。

ところで歌謡コンサートなどは、祝日などによくテレビで放送されるのですが、 気になるのは客のノリの悪さ。ノリノリにステージをこなす歌手とは対照的に、客はどっしりと席に腰をおろして手拍子すらしない人も。なぜだ・・?と疑問を持ちつつ、ワタシはとあるポップス歌手のコンサートに足を運びました。

まず驚いたのは客層。40〜50代が5割。年金生活ですか?という方もたくさん。その中に10代、20代がちらっといるかな…という感じでした。ステージは近未来的な豪華セットで、舞台中央のシェルターで降りてきて颯爽と登場したジャスミン。バーンと弾けるようにヒット曲を歌いだし、客もキャ〜♪と黄色い声援で応えました。なーんだ、普通に盛り上がるんじゃンと思ったのも束の間、曲の始めの部分だけ盛り上がっただけで、あとはみんなぞろぞろ席に座ってしまいました。その後も曲の始めだけ拍手があるものの、皆さんだんまり。バラードでは眠りこけている客も。12曲歌って約15分の休憩が入ると、それまで寝ていた人もこぞってビュッフェへ。花よりダンゴ班。軽食とアルコールで後半戦に備えます。

後半はラクダが登場したり、左右に揺れるアラビアンカーペットを模したセットにすごいアクロバット技を披露するおにーさんが登場したりと、エンターテイメント溢れるてんこもり演出でした。客席にマイクを向けても声が返ってこないようなノリの中10曲を歌い上げ、アンコールへ。この時点で、コンサートが始まってからすでに3時間半が経過していました。アンコールでは若者のファンがステージ前に詰め寄って、花束を渡したりサインを求めたり。もみくちゃになりながら4曲を歌いあげ、コンサートは幕を閉じました。

最後の最後まで見て、コートを着て外に出ると、歌手名が浮き上がる仕掛花火と打ち上げ花火がドドーンと。最後までたっぷり楽しませてくれたコンサート。でも4時間強はさすがに疲れた…。自分で体験してわかったことは、ポップスコンサートの客層はお金に余裕のある熟年層が多い事、演奏時間が長いため、体力温存しつつステージを見守るのが賢明という事でした。若者はクラブやディスコ、または立ち見だけの野外ステージなどへ足を運ぶようです。まったり楽しむならコンサートが良し、ですかね。ノリは無視する方向で。

画像:写真はワタシが見に行ったコンサートにて写したものです。基本的に撮影は禁止されているようですが、かなり多くの客がバシバシ写していたので私も数枚撮りました。


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