■庭園の街、ビクトリア 2007.7.17 update

ビクトリア市は、世界中から「ガーデンシティ(庭園都市)」と呼ばれる美しい観光地。街中に花があふれ、緑豊かな土地である。そして、1937年から始まった街灯にフラワーバスケットを吊り下げる習慣は、毎年6月から9月までビクトリア市の夏を彩る風物詩となっている。

そもそもフラワーバスケットは、イギリスで始まった装飾園芸だが、ヨーロッパ種の花をそのままビクトリアの土地に順応させるのは、風土の違いから無理だった。そこで花の種類を変えたり、試行錯誤を重ね、1960年代にほぼ現在のフラワーバスケットの形が出来上がった。ひとつのフラワーバスケットの中に植えられる花は、ゼラニウム、ペチュニア、ロベリア、ビスカリア、タゲット、ラミウムなど約9種類。

毎年5月初めにビーコンヒル園芸場で作られるバスケットは約1,500個。バスケットに植えられてから1週間はグリーンハウスで育てられ、それから戸外に出されて、順に外気に慣らされる。それから6月中旬に初めて、ビクトリア名物である街灯にフラワーバスケットが掛けられるのだ。

毎日、午前11時から夕方7時半の間に、市の給水車(2,250リットルの水を運ぶ)が各バスケットに水やりをする。この水には、肥料も含まれているので、街のフラワーバスケットは、あっという間にたくさんの花を付けた見事な丸い形に成長するわけだ。

ビクトリアは夏季は極端に雨が少ないため、花の水やりは週5〜6回に及ぶ。さらに、毎週バスケットの中の土の湿度やpHや塩分の%まで詳しく記録され、最高の状態を保つように管理されている。

姉妹都市になっている岩手県盛岡市では、ビクトリアに倣って「花と緑のガーデン都市づくり」(ハンギングバスケット*)を目指し、フラワーバスケットやフラワーコンテナをあちこちに設置し、市ぐるみのプロジェクトを平成16年から推進している。

(註*)ハンギングバスケットとは吊り下げ式の「ハンギングバスケット」と壁掛け式の「ウォールバスケット」の総称で、イギリスで始まった歴史ある装飾園芸の技法のひとつで、限られたスペースを有効に使うために考案されたコンテナガーデンの一種で都市型のガーデニングです。ここでは、道路の街灯やアーケードなどに設置するハンギングバスケットとコンテナの総称として「フラワーバスケット」といいます(「ウェブもりおか」より)。

画像右上:インナーハーバーにて
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画像左:フラワーバスケット
画像中:ペチュニアがメインのバスケット
画像右:州議事堂の前にも
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画像左:州議事堂をバックにして
画像中・右:店々の軒先にも


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