■楽しいワイン作り 2006.9.19 update

カナダではアルコール類のホームメイドが許されている。スーパーマーケットではビールやワインのお手軽キットが売られているし、オーダーさえすれば、樽ごとお酒を作ってくれるブルワリー(醸造専門の店)もたくさんある。

6月末に友だち夫婦6組と一緒に注文したワインが、7週間後の8月中旬に出来上がり、店からボトリングに来るようにという連絡があった。ワインを樽からビンへ詰める作業(ボトリング)は、注文客の仕事なのである。

この日のために、飲み終わったワインの空きビンは、ちゃんと取ってある。それをケースごとに持参して、全員がブルワリーに集合した。

まずは古いビンを洗浄、消毒する。機械にビンをさかさに入れ、一度に28本があっという間にピカピカになる。

きれいになったビンに、細いプラスチックの管でワインを注入する。管には止め具がついているので、必要な分量になったら、注入をストップできる。

その隣ではコルク詰めの作業だ。ビンを置き、コルクをビンの上にセットし、扉を閉めると自動的にコルクの栓が閉まる。

次はラベル貼りだ。店の人がワインの種類によって選んでくれたラベルを湿ったローラーに通し、横に寝かせたワインにペタペタと貼る。子どもでも出来る簡単な作業で、結構楽しい。


このころには、樽のワイン注入のときに中途半端な量で終わってしまった最後のボトルを皆で試飲している。おしゃべりがはずみ、楽しいひとときだ。

ラベルを貼り終えたら、今度はアルミの蓋である。ラベルのデザインに合わせて、色のコーディネーションを考えて選ぶのがコツ。アルミの蓋は大きめにできていて、ビンにかぶせたら、ビンを横にして熱線に通す。すると、熱でアルミが収縮し、ピッタリくっつくというわけだ。

ワインは樽ごとオーダーするので、多くの人と一緒に、いろいろな種類を分け合うのが、最もお得な方法だ。今回はホワイト・ジンファンデル、シャドネイ、ピノ・ノワール、アイスワインをそれぞれオーダーした。

私はアイスワインの大ファンなので、1樽を友人と分け合い、ひとり30本ずつになった。市販されているアイスワインは、安くても1本30ドルはするが、今回は1本6ドル弱(約600円)で出来たのも嬉しい。

楽しく安上がりなホームメイドのアルコール類は、あくまでも個人宅での消費が原則だ。知人へのギフトは許されても、売買は禁止されているし、海外へ持ち出すことも、もちろん違法である。

夕食後、琥珀色に輝くアイスワインをチビチビ飲むのが、自宅でくつろぐ最高のとき。フルーティなボディも上品な甘みも、満足いく出来上がりだ。さあ、今夜もマイボトルにチアーズ(乾杯)しよう!


画像右上:出来上がりを待つ樽
画像左上:洗浄・消毒機
画像右中:ワインを注入
画像左中:ラベル貼り
画像右下:コルクで栓をする
画像左下:アルミキャップを熱線に通す
画像右下:アイスワインの出来上がり


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