■花を数えよう! 2006.2.20 update

ビクトリアの春は早い。カナダのほとんどの地域が、まだ雪に埋もれている1月末頃から、雪割り草やクロッカスの花が咲き始める。

「庭園都市」の名にふさわしく、ビクトリアでは市民がこぞって、花を数える習慣がある。1976年から始まったこの行事は、今年は2月27日から3月5日までの1週間。自分の庭や公園で見かけた花の数を、ボランティアで運営されている「フラワー・カウント」の本部へ電話やオンラインで報告するのである。

毎年、この「フラワー・カウント」の行事がやってくると、「ああー、春が来た!」と、ビクトリア市民は春の到来に小躍りするとか。

花を数えると言っても、大きな桜やシャクナゲの花を一個ずつ数えるのは不可能なので、ちゃんとルールがある。小さな木に咲く満開の花は25万個、中ぐらいの木なら50万個、大きな木は75万個。小さな茂みの花は500個、中ぐらいなら1,000個、大きめの茂みは2,000個として数えるのだ。

本当にこのイベントに参加するような人がいるのー?と疑っていたのだが、意外にも学校が率先して生徒に花の数を報告させたり、花が大好きなビクトリア市民は積極的に「フラワー・カウント」に協力しているらしい。

これまでの報告書を見ると、2004年が18億7,732万2,190個で、去年は参加者が多かったのか、急増して47億7,335万9,314個。なんとまあ、詳細な数字が並んでいる。参加者の皆さん、報告を受けるボランティアさん、ご苦労さま!

それぞれの町内が花の数を競い、一番多く報告された町は「バナナ・ベルト」という栄えある名称をもらえる。「バナナ・ベルト」って一体何? 要するに、トロピカルな地域ということを強調したいわけね……。

トロピカルと言えば、この「フラワー・カウント」週間は、ヤシの木を数えることもイベントに含まれる。ビクトリア市内のオークベイは、「カナダのヤシの木・首都」のニックネームがあるほど、ヤシの木が多い(2004年5月、「ヤシの木がいっぱい!」で紹介)。一昨年は、2,287本という数が報告された。 毎年行われている、この「フラワー・カウント」は、花に命をかけるビクトリア市民の生きがいになっているのかも?!

-文中の画像-
画像上:ビクトリア市内の見事な桜並木
画像下:フラワー・カウントのロゴ

画像左:こんなに小さく可憐な花も数える?!
画像中:我が家に咲いたつつじは何個?
画像右:庭に咲いたシベリア・アイリスの花


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