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3年前の今ごろ「遊び心とハロウィーン」と題して、カナダ人がいかにおふざけが大好きかを書いたが、今回はハロウィーンのディスプレーをご紹介しよう。
10月になると、あらゆるお店が黒とだいだい色のハロウィーンのシンボルカラーに染まる。黒は「おばけ」や「魔女」や「真っ暗な夜」の怖〜いハロウィーンを連想させ、だいだい色はもちろん「ジャック・オー・ランタン」になるかぼちゃの色である。それぞれの店が趣向を凝らして、ウィンドーを飾り、ハロウィーンまでのお祭り気分を演出する。
こちらの人たちは、かぼちゃをくり抜いて作るランタンに、かなり気合を入れる。ランタン制作専用の、ギザギザがついた小さなナイフが市販されているほどだ。6個ぐらいのかぼちゃを用意し、個性豊かな「ジャック・オー・ランタン」を作る家庭は珍しくない。10月31日のハロウィーンの晩にだけ、ランタンの中にろうそくが灯され、数々の傑作が闇夜にオレンジ色の光を放って誇らしげに輝くのである。
本来なら一晩だけしか見ることができないランタンだが、ビクトリアのカナダ副総督の公邸の庭では、毎年10月24日から31日まで、毎晩「ジャック・オー・ランタン」のディスプレーが一般公開される。
子どもたちの可愛くユーモラスなランタンや、地元アーティストの凝ったランタンなど、百個近い「ジャック・オー・ランタン」がずらーっと並んで、それは見ごたえがある。
カナダ歴代の首相や人気芸能人、漫画のキャラクターの顔など、見物する人が「あっ、あれは○○だ!」と名前を当てながら、楽しく鑑賞できるのだ。この1週間は、夕方の6時ごろから、普段は静かな副総督公邸の近所の道路が、ラッシュアワーのようになる。道路は駐車された車でいっぱい。そして私も含め、みんながゾロゾロと公邸へ向かって行進するのである。ビクトリア市民は、どんなイベントも絶対に見逃さないんだから!
一般家庭でも、前庭に墓場を作ったり、くもの巣を張らしたり、魔女やおばけをぶら下げたり、ハロウィーンの演出に貢献する。ホント、みんな好きなのねえ!
子どもたちが仮装して「トリック・オア・トリート(お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ)」と、各戸を回ってキャンディーやチョコレートの大収獲を得た翌日から、もう街や人々はクリスマスのディスプレーを始める。この身替わりの早さも、お見事である。
-文中の画像-
画像上:副総督公邸のディスプレー、バットマン
画像中:副総督公邸のディスプレー、こちらはスヌーピーのキャラクター
画像下:可愛いドアの飾り
 
画像左:窓のそばの巨大なクモに注目!
画像中:前庭が墓地に変身
画像右:ガイコツ、おばけ、スクリーム・マスクなどが一杯!
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