| ■春が来た! |
2005.2.21 update |
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去年の暮れごろから、すでに寒桜が咲き始めたビクトリアでは、今年も暖冬かと期待していたが、1月初めに氷点下の寒波と20センチ近い雪に見舞われ、雪が溶けると、今度は記録的な雨続きだった。
恵みの多い雨のおかげで、クロッカスや水仙の芽がぐんぐん伸びてきた。もう、庭の片隅には、春一番を告げる白い可憐な花雪割り草が見える。日中の最高気温が10℃前後になる2月に入ると、桜がちらほらと咲き出す。ビクトリアの街にはバンクーバー同様、桜並木が多い。しかも場所によって、満開の時期が微妙にずれているので、最高に見ごろの桜を街の通りごと、順々に楽しめるのが良い。色もソメイヨシノのように白っぽい桜から、スモモのような濃いピンクの桜までいろいろある。
しかし、何と言っても桜並木の王者は、画像でおわかりになると思うが、リッチモンド通りだろう。2月下旬の満開時には、枝を大きく伸ばした桜のアーケードが見事である。日本人なら、ここで花見弁当を広げ、お酒でも一杯やったら、どんなに気分がいいことかと思うが、カナダでは公共の場(公園やバス・電車)での飲酒は罰金もの。カナダの花見は、指をくわえて文字通り「花を見るだけ」しか許されないのだ。
ところで、ビクトリア市民が誇るもうひとつの花は石楠花(シャクナゲ)。英語でRhododendronといい、地元の人々はRhodo(ロド)と愛着を込めて呼ぶ。あまり手間がかからないし、ほっておいても毎年美しい花を咲かせるので、たいていの家の庭には、大小おりまぜたシャクナゲの植木があり、1月末ころから開花しだす。我が家の庭でも、小型のシャクナゲがピンクの花をつけだした。3月から5月にかけては、次々と大型の真っ赤なシャクナゲや、同じファミリーに属すAzalea(ツツジ)も咲き、まさにビクトリアは花一杯の庭園都市の装いとなる。
シャクナゲ庭園で有名なのは、ビクトリアの副総督公邸の庭(一般公開している)、ビクトリア大学のキャンパス内にあるフィネティー・ガーデンや、私営のアブザキ庭園など。「寒い国、カナダ」というイメージがあるためか、旅行者は2月、3月のカナダを避けたがるようだ。しかし、まだ航空券もシーズンオフ料金で安めの今、日本より春の到来が早いビクトリアで、あちこちの庭園めぐりをぜひお勧めしたい。きっと満足していただけると思う。
-文中の画像-
画像上:ビクトリア市民が誇る、リッチモンド通りの満開の桜
画像中:石楠花(シャクナゲ)。地元の人々はRhodo(ロド)と愛着を込めて呼ぶ。
画像下:3月から5月にかけて、次々とシャクナゲやツツジが咲きだす。これは、我が家のツツジ。
 
画像左、中、右:色とりどりのシャクナゲ
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