■ハッピー・バースデー・カナダ! 2004.7.12 update

普通の日でも愛国心あふれるカナダ人が、さらに熱くなってメープル国旗を振り回すのは、7月1日のカナダ・デー。今年でカナダ建国137年目を迎えた。この日は国旗を意識して赤と白の服を着たり、顔にメープル(カエデ)の形をペイントしたり、カナダ人の誰もが「I am Canadian!」と誇らかに叫ぶ。1週間前ぐらいから、どの店も国旗やメープル・グッズがいっぱいに飾られ、ムードを盛り上げる。窓から高々と掲げられた国旗をはためかせながら走る車も目につく。

こんな具合にカナダ人の心が、カナダ・デー目指して高揚し、そのクライマックスが7月1日の夜空を彩る花火である。おそらく首都オタワの花火が最も豪華で有名だろうが、カナダ全国ほとんどの市町村で花火が打ち上げられる。

私も家族とビクトリアのインナー・ハーバーで上げられる花火を見に出かけた。カナダの夏の日は長く、9時半ごろでもまだ明るいので、花火の開始は10時半。9時ごろから、すでにダウンタウンはハーバーに向かって歩く人の波が行列となり、路上駐車のスペースは、とうの昔になくなってパーキング場を求めて右往左往する車であふれていた。ホテル・エンプレス前の道路は歩行者天国となり、いつもと様子が全く異なる。ビクトリアでこんなに多くの人が集まったのを見たのは初めて。翌日の新聞では3万人の人出だったと報じていた。

あちこちに人の輪が出来ていて、何かしらと見ると、炎の燃え盛るフラフープダンスしたり、火のついたバトンを使う大道芸人たちだった。見物人は圧倒的に若者が多く、中にはアルコールとドラッグ(?)でかなりハイになっている者もいて、メープル国旗を身体に巻きつけ奇声を発しているティーンエージャーやら、まあ、にぎやかなこと! どこからか「オー・カナダ(カナダの国歌)」が聞こえてきたら、周りの人たちが声を合わせて大合唱。ここまで愛国心いっぱいのカナダ人を見ていると、すがすがしいほど感動する。

いよいよ花火が始まると、うおーっという声があちこちで上がり、パーティーは最高潮。花火はポップな感じあり、オーソドックスな大輪ありで、なかなか見ごたえがあった。しかし、あっという間に終わってしまい、盛り上がっていた我が娘や友人たちは、二次会と称してダンスクラブへ出かけ、私は帰りの車のラッシュに巻き込まれながら、帰路についた。

愛国心を素直に表現できるカナダの人たちは幸せである。それだけ平和で、心にゆとりのある豊かな国の証拠だとつくづく感じた。

【短信】ここBC州は、カラカラ天気の水不足です。内陸部では、すでに400件以上の山火事が発生しています。ビクトリアも雨が少なく、芝生が茶色くなってしまった庭を多く見かけます。(7/3)


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