■映画館へ行こう! 2003.4.21 update

最近の調査によると、カナダ人のテレビを見る時間が減る傾向にあるという。1週間にテレビを見る合計時間は、ひとりあたり21時間で、過去20年の最低を記録した。テレビ離れの主な理由に、パソコンの普及によるインターネット利用者の急上昇があるが、もうひとつの理由は、映画館へ足を運ぶ人たちが増えたことにある。

もちろん、レンタルビデオやDVDで映画を楽しむ人々は多いが、カナダ各地に次々と建設される新しいスタイルの映画館が人気を呼んでいるのだ。郊外にオープンする映画館は、スケールが大きい。百台以上収容できる広い駐車場があり、同じ敷地内にいくつものレストランが並ぶ。

外観がポップ調で、映画のリールのように丸いユニークな劇場や、ビルそのものがUFOのデザインで、屋上にも小さなUFOが着陸している映画館など、建物自体が凝っている。ドアを開けると、天井からぶらさがったキングコングや火を吹くドラゴンが迫力満点で客を迎え、一歩入るとそこはシネマの世界。

さらに、広い建物の中には、ゲームセンターやファーストフードのレストランが何軒も並び、カフェテリア風になっている。その広いホールを囲むように、8から多いところで20近い劇場が映画を上映しているのだ。

まず、見たい映画(すべて1本立て)を決めたらチケットを買う。チケットは大人10〜12ドル(1000円前後)。火曜日は特別割引で8ドル。上映までに時間があれば、カフェテリアで軽く食事をし、ついでにゲームセンターで遊んで、それから劇場へ。たいていの劇場は、スタジアム・スタイルなので、前の人の頭が邪魔になることはない。椅子はゆったりとリクライニングできるし、ポップコーンや飲み物のホルダーまで付いていて、とっても便利。

3D映画を上映できる劇場も増えてきた。最近のヒット劇場は「シネ・ベイビーズ」という、乳幼児と親が安心して映画を見ることができるシアターだ。おむつを替えるチェンジ・テーブルが用意され、ストローラー(stroller:乳母車)の持込みもOK。しかも眠っている赤ちゃんを起こさないように、映画の音量を抑えている。若いパパやママには、嬉しい映画館だ。

レンタルビデオでは味わえない映画の醍醐味を求めて、老いも若きも映画館へ通うのが、カナダ人のトレンディな遊び方のようだ。

画像:映画館の外観と内部の様子


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