| ■アイスワインは豊熟のエッセンス |
2002.12.16 update |
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アイスワインの歴史は1700年代にさかのぼる。ドイツのフランコニア地方で開発されたのがオリジナルで、ヨーロッパの寒冷地域で作られるようになった。
オンタリオ州ナイアガラ半島とブリティッシュ・コロンビア州オカナガンバレーの土壌と気候は、アイスワインの生産に理想的なため、1980年代から生産が始まり、今ではカナダ産のアイスワインは世界的に有名である。1991年にフランス・ボルドーで開かれたヴァンエキスポで、カナダの1989年産アイスワインがグランプリを受賞し、国際的に最高峰に到達した。
普通のワインは、10月ごろ完熟する葡萄を摘み取って作られるが、アイスワイン用の葡萄はつるにぶらさがったまま、気温が零下10度以下になる12月から1月過ぎまで待つ。冬になっても収穫されない葡萄は、自然に凍結と解凍を繰り返して乾燥していく。極寒の零下10度から13度の日に、いよいよ葡萄は手で摘み取られる。凍った葡萄が溶けないよう、時には夜間の作業となることも。
固く凍った葡萄を圧縮すると、果汁の水分がほとんどないため、収穫量は通常の5〜10%。しかし、このエッセンスこそ果汁、糖分、酸味、芳香が凝縮されたアイスワイン究極の味をかもし出す。こうして集めた果汁を約5ヶ月かけて、ゆっくりと醗酵させる。
できあがったアイスワインは、琥珀色に輝き、ピーチやマンゴのようなトロピカルフルーツの甘い香りがする。口に含むと、糖度20以上の甘みが広がる。それは自然の甘さで、バランスのとれた酸味のため、後味はすっきりしている。冷蔵庫で冷やし、小さめのワイングラスに注いで、食後のデザートとして赤々と燃える暖炉の前にすわって飲むアイスワインは、最高においしい。
生産量が限られているので、カナダでは1本(375ml)60ドル前後と高価である。特殊なスパークリング・アイスワインだと140ドル以上する。最近はアイスワイン入りチョコレート・トリュフが、ギフト用に人気が高い。チョコレートとアイスワインが口の中でミックスされる絶妙な味わいこそ、リッチな大人のエレガンス!あなたも、ぜひアイスワインをお試しあれ。
画像上:アイスワイン
画像中:凍結と解凍を繰り返し乾燥していく葡萄
画像下:アイスワイン入りチョコレート・トリュフ
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