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2005年2月にも「現代のメーラー!スーラジクンド祭」と題してお伝えしたスーラジクンド・クラフト・メーラー(*)。今年も行って来たのでご報告します。
スーラジクンドとは、デリー南郊の歴史的なスポットです。現在の行政区分では、隣のハリヤーナー州に入っていますが、デリーの歴史と密接な関係を持った場所で、デリーと切り離して考えることはできません。なぜなら中世デリーの最初の街がこの辺りにあったと考えられているからです(神話時代にもデリーには都市があったとされるため、デリー初の都市とは呼ばれません)。
スーラジクンドとは「太陽の池」という意味。今でもここには巨大な貯水池が残っています。かつてはこの貯水池のほとりに太陽神を祀る寺院が建っていたと考えられていますが、寺院の方は今では跡形もありません。
このスーラジクンドの貯水池のそばに、インド各州の有名観光地や伝統工芸品をテーマにした広場が作られており、毎年2月1日から15日まで、手工芸品市が開かれています。
毎年テーマが決められているのですが、今年のテーマは西ベンガル州でした。西ベンガル州はコールカーター(旧名カルカッタ)を州都とするインド東部の州で、ユニークな伝統文化を保持している地域のひとつです。当然、他の州からもたくさんの職人やアーティストが参加し、自慢の手工芸品の展示即売を行っていました。
手工芸品は、デリーのお土産屋でも購入可能ですが、スーラジクンド祭で売られる手工芸品は、インドでもトップクラスの人々から直接購入することが可能であるため、質の高い品物が安く手に入る傾向にあります。ただし、交渉制の国なので、値切り交渉は不可欠です。また、普段は見かけない変わった手工芸品を物色するためにもいい機会です。
手工芸品のショッピングも楽しいのですが、スーラジクンド祭で一番目を引くのは、各地で突発的に行われる芸人たちのパフォーマンスです。2005年2月の報告では、組み体操や火の輪くぐりの画像を掲載しましたが、今年はラージャスターン州の操り人形劇や、パンジャーブ州のバーングラー・ダンスなどを見ることができました。
一般のインド人も、太鼓やラッパが鳴り出すと一緒に踊り出したりして、みんなノリノリです。警備に当たっている警官も、仕事そっちのけで踊りや劇に見入っていたりします。
また、手工芸品祭会場の一角には、インドを代表するデザイナーの店が並ぶちょっとオシャレなエリアもありました。こちらは手工芸品祭とは関係なく1年中営業をするようです。まだあまり認知されていないような気がしますが、もし有名になれば、またひとつスーラジクンドの魅力が加わることになるでしょう。
(*)メーラー(Melaa):メーラーという言葉を聞いて心を躍らせないインド人はいないのではないでしょうか。メーラーとは、市場と祭りが一体化したイベントで、都市部でも行われますが、特に田舎の村などで年に1回から数回、一定期間行われます。
画像上右:デリー南郊、スーラジクンド
画像上左:スーラジクンド・クラフト・メーラー(スーラジクンド工芸祭)会場
画像中:インド北西部、パキスタンのすぐ隣にあるラージャスターン州(州都はジャイプル)の操り人形劇
画像下左:インドの中部、チャッティースガル州(州都はライプル)のドーグラー(金属製の工芸品)
画像下右:インド東部の、西ベンガル州(州都はコールカーター)のお面
【短信】数日のみの短い春が終わり、デリーは一気に暑くなりました。しかし、暑さはまだ本番ではありません。(3/6)
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