■モール中心地、デリーへ 2008.1.22 update

2004年の6月 同年7月の記事で、「モール戦国時代!」と題して、デリーの南に隣接する衛星都市グルガーオンに続々と建設されるモールについてお伝えしました。あの頃は、デリーの発展とオシャレの中心地はグルガーオンをはじめとしたデリー近郊の新興都市群でした。日本に当てはめて考えれば、東京よりも神奈川、千葉、埼玉が急速に発展している状況でした。しかし、あれから3年が過ぎ去り、状況はまた変わって来ています。

今デリー市民の中で最もホットなのは、デリー南部のサーケートに完成したセレクト・シティー・ウォークという巨大モールです。元々サーケートには、デリー初のシネマコンプレックス「PVRアヌパム」とそれを取り巻くモダン・マーケットがあり、デリーの繁華街のひとつでしたが、その東の広大な空き地にモール密集地帯が建設されつつあります。既にMGFメトロポリタンとセレクト・シティー・ウォークが完成し、一般開放されています。MGFメトロポリタンの方はまだ店舗が出揃っておらず、中はゴーストタウンのようですが、セレクト・シティー・ウォークは既に店舗が埋まっており、多くの買い物客を集めています。

セレクト・シティー・ウォークの人気の秘密は、ここにしかない店舗がいくつかあることです。グルガーオンのモールは、あまりにモールが乱立し過ぎている上に、どのモールにも似たり寄ったりの店舗が出店しているため、次第に行き詰まりを見せています。それに比べてセレクト・シティー・ウォークの方は個性的な店舗が目立ちます。東隣のMGFメトロポリタンにもこれからどんどん新しい店舗が開店する予定で、噂によると海外の有名ブランドの店もいくつか入るようです。もしそれが実現したら、インドで最高のショッピング・スポットになることは間違いありません。

さらに、セレクト・シティー・ウォークには、インド全土でチェーン展開をしているシネコン企業PVRグループのフラッグシップとも言える「ゴールドクラス」のスクリーンが2つもあります。インドのシネコンのチケットの相場は大体150〜200ルピー(約450〜600円)ほどですが、ゴールドクラスは強気の750ルピー(約2,250円)。その代わり、椅子は最高級革張りリクライニングシートになっており、1スクリーン40席しかありません。

チケット代の内の250ルピー(約750円)は食事代となっており、その分だけ好きな飲食物を無料で注文することができます。メニューも通常の映画館より豊富で、スナック類だけでなく、本格的な食事をすることも可能です。もちろん、飲食代が250ルピーを越えたらその分を支払います。ゴールドクラスでは、最高の贅沢な映画鑑賞のひとときを楽しむことができます。

現在、セレクト・シティー・ウォークの西隣にも別の巨大モールが建設中で、ますます期待ができそうです。

デリーに建設中のモール密集地帯はサーケートだけではありません。デリーの南西部ヴァサント・クンジの辺りにも巨大モールがいくつも建設中で、将来的にはサーケートと並ぶショッピング・スポットになりそうです。

このように、ショッピングとオシャレのメッカは、デリー近郊の衛星都市群から急速にデリーに戻りつつあります。衛星都市とは言っても、わざわざグルガーオンなどへ行くのは交通に難があったため、デリー市民や旅行者にとってデリーはますます便利な都市になりそうです。

画像上:セレクト・シティー・モールの外観。
画像中:MGFメトロポリタンの外観。
画像下:セレクト・シティー・モールの内部ホール。訪れたときはちょうどクリスマス・シーズンだった。


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