■「I love my India」 2003.12.15 update

素足にほとんど裸でぼろぼろの布をまとった子どもたち。マクドナルドでハンバーガーをほおばる人たち。どちらもインド人です。全然違った文化を持ち、全然違った考え方や生活をして、服装も立ち居振る舞いも全然違う。でも、自分たちはインド人だということに誇りを持っている人たち。

インドで暮らしている間にいろいろな人々に出会いましたが、一人一人それぞれの文化を持っていることを知ると、「インドの文化ってこうだ」と言い切ることができなくなりました。10億人分の文化があるように思います。

私や主人の友人たち(インド人)にもいろいろな人がいます。いつも杖をついて学校を見に来てくれる白いひげの長老や、ガヤ地方やいくつかの地方を統括する警察長官、などなど。彼らを横に並べてみても、たぶん言葉も通じないでしょう。村の長老は村の方言を話しますし、警察長官は全然違う州の出身で、学校で習ったヒンディ語と英語を混ぜて話します。どちらもれっきとしたインド人です。

インド人の主人と出会い、結婚して、最初は文化の違いにとても苦労しました。日本人どうしでは当たり前ということが当たり前ではありませんでした。例えば、誕生日や記念日を祝ってプレゼントをすること。12人兄弟の主人は誕生日を祝う習慣を持っていませんでした。喧嘩をしたり、ディスカッションしたり、お互いの文化をぶつけあって、少しずつ理解できるようになってきました。主人はとても古いインド文化を持っていて、それがまた彼の魅力でもあります。村人とも警察長官とも話ができる人です。カーストや身分に関係なく、それぞれの目線に合わせて、それぞれの言葉で話しができます。いろいろな言葉を知っている、ということもすごいことですが、それ以上に心の垣根がないのがすごいと思います(自画自賛ですみません)。

私を「家族」として受け入れてくれたブッダガヤの家族。彼らからインドの家庭について、インドの女性についていろいろなことを教えてもらいました。まだまだインド文化入門の段階ですから、これからもどんどん勉強していきたいです。

タイトルに「I love my India」としました。これはインド人ならよく知っている歌のタイトルです。混沌とした文化の中で、それでも「インド」をとても誇りにしているインド人たち。私は大好きです。

実は、私の「各国いまどき報告」は今回で一旦終了です。今までおつきあい下さった皆さん、ありがとうございました。皆さんもぜひ「10億分の1のインド文化」(出会ったインド人の数のことです)をたくさん見つけてください。またいつかどこかでお会いしましょう。

画像右上:土で家を作って遊ぶ子どもたち。
画像左上:デリーのマクドナルド。
画像右下:村の親子。
画像左下:デリーのデパート(アンサルプラザ)で働くエレベーターボーイ。


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