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デリーの家の前にも菩提樹の木があります。普段はブッダガヤに住んでいますが、主人の仕事の関係で時々デリーに行きます。デリーには主人が独身時代に購入した家があります。家というよりアパートのような感じの集合住宅です。ブッダガヤでは幽閉のお姫様(?)のような生活ですが、デリーではそのストレスを発散しています。チュリー(腕輪)も少なめに3つずつにして、シンドゥール(赤い粉、結婚の象徴)も少しだけ生え際につけます。デリーの既婚女性たちはほとんどチュリーもシンドゥールもつけません。パンジャビスーツにサングラスをして、オートリキシャーで走り回ります。
デリーでは日本の生活の疑似体験が出来ます。日本食レストランもいくつかありますし、中華レストランもあります。日本では滅多に行かないのに、ブッダガヤの生活の反動でデリーではほとんど毎日マクドナルドやピザハットに通ってしまいます。映画館もあります。地下鉄(メトロ)も建設中です。
ショッピングは、「コンノートプレイス」(デリーの一大商業地区)を見て歩きますが、高いので買い物はすぐ横の「パリカバザール」に行きます。地下マーケットになっていて、入る時に金属探知機をくぐってチェックを受けます。中は薄暗く、所々上部の壁が崩れ落ちていてちょっとスリリングです。普段着のパンジャビスーツは、生活用品が並ぶ「サロジニ・ナガル・バザール」で探します。お出かけ用のパンジャビスーツは、高級ブランド店が多い「サウス・エクステンション・マーケット」でよく買います。ブッダガヤにはそういうお店はなくって、(唯一私たちのホテルに各地から仕入れています)ガヤまで買いに行きますが、あまりバリエーションは望めません。それに比べてやっぱりデリーは色々なデザインのものがあって、高価だけれど品質が良く長持ちします。
卸問屋が集まっているオールドデリーもごちゃごちゃしていてお気に入りですが、主人がホテルの備品を仕入れに行くときはお店の中に入れません。なぜなら、私を見て外国人が関係していると察知すると、店員が値段を倍にふっかけてくるからです。サリーのオーダーメイドで有名な「チャンドニー・チョウク」などは見てるだけでも楽しいです。
たまに主人の友人が経営している「アムリタ・アーユルヴェーダ・マッサージセンター」で、インド式のエステをしてもらいます。数種類のハーブエキス配合のオイルを熱したものを体にすり込んでもらいます。頭上には小さな穴が空いた入れ物がつるされていて、そこから温めたオイルが額に流されます。最初はこそばい感じがしますが、だんだん気持ち良くなって寝そうになります。
いたる所でインターネットカフェの看板が出ています。料金もお手ごろです。パソコン教室も兼ねている所もあり、インド人に囲まれながらメールすることもあります。通信速度は日本よりは少し遅めですが、ブッダガヤの速度とは比べ物になりません。ブッダガヤではメール一つの送受信に30分かかることもあるくらいです。デリーでは、なるほどIT産業が発展していると言われているのはこういうことか、と納得しました。でも都会と田舎のこの格差はいったい、、、???広すぎるとは言え、もうちょっと何とかなって欲しいものです。
デリーは電力事情が良いのですが、(ほとんど停電にならない)水事情に困ります。お昼の3時頃から1〜2時間、夜中の2時頃から1〜2時間しか水が流れません(地域によって違うかも知れませんが)。食器を洗うのも洗濯するのも水が流れている時間にしか出来ません。家のタンクにはトイレ用の水の分しか溜められないからです。ですから夜中に洗濯することもしばしばあります。洗濯物は家の中に干します。外に干すと排気ガスや砂埃で洗う前より汚れてしまうからです。
以前、主人の妹をデリーに連れて来ていっしょにあちこち周りました。彼女曰く、「バービー(お姉さん)は、すごくアクティブな人なのがわかった。家事も全部自分でして、朝早くから夜まで一日のうちに何ヶ所も行くんだもの。ブッダガヤの人には出来ないよ」。日本人は時間をくぎって予定を立てて行動しますが、インド人(ブッダガヤの)は一日に一つ、あるいは何日かかっても用事が済めばいいのです。「だから、ブッダガヤで毎日家の中にいるのはとても大変だと思う」と彼女は言いました。デリーでいっしょに生活してみて、私を日本人として認識してくれたようです。
画像上:デリーのマクドナルド
画像中:地下鉄(メトロ)の建設現場
画像下:インド式エステ
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